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スタッフコラム

【パパ育休 #5】夫婦で育休を取って2カ月過ごしてみた感想と、ミニQ&A

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)
 みなさんこんにちは!営業課長(育休中)のしんどうです。 夫婦で育休を取得して、2カ月が経過しました。 生れたばかりの娘との生活は、以前と比べてまさに別世界…!子育てって、知ってるのと実際にやるのとでは、ホントに違いますね…。 ですが、ダブル育休によって夫婦でしっかりと家族の時間を確保できるためか、想像していたよりもずっと早く子育て生活に慣れることが出来ました。 今回はそんな夫婦ダブル育休を実際に取って感じたメリットについて、少しご紹介します。 なお、最後の方には育休に関するカンタンなQ&Aも作ってみましたので、育休取得を検討している方は、もしご興味があればご覧になってみてください! 

育休がもたらす「心の余裕」は想像以上だった!

 お伝えしたいメリットはたくさんありますが、何といっても「心の余裕」は、取得していなかった場合と比べて段違いに大きい存在です。 昨今、日本の子育て界隈で広まる「産後うつ」や「産後クライシス」のリスクも危惧はしていたものの、ありがたいことに我が家ではどこ吹く風。 例えば、お子さんのいるご家庭のほとんどが直面するであろう、夜中の寝かしつけ。例にもれず、娘も元気に毎晩ギャン泣きしております…(笑) 色々調べて実践してみても、絶対的な正解はないようですね。確実に夫婦そろって寝不足に苦しんでいます…。 そこで発揮される、ダブル育休のメリット。 それは、心が折れそうなときや体調が優れないとき、 「自分が無理に頑張らなきゃ」とか、「夫(妻)にイライラさせないようにしなきゃ」とか、 自分一人で悩みを抱えることなく、必要に応じて柔軟にバトンタッチできることです。 経験した方ならわかるかもしれませんが、このちょっとしたことで生活の質が大きく分かれます。 子どものために時間を割くことはもちろんですが、そのためには何より自分の心身のコンディション管理が欠かせません。 

ダブル育休のデメリットを考えてみたけれど…

 しいて言えば、「収入が減る」という点でしょうか。 といっても、制度をしっかり確認すれば、生活が大きく傾くような収入減にはならないはずです。そもそも、そのための育休制度ですし、そこがおざなりではそもそも意味がありません(笑) こちらについては下記のQ&Aに詳細を掲載しましたので、よろしければご覧ください。 …2か月間を色々と振り返ってみましたが、やっぱりデメリットなんてその程度のものしか思いつきませんでした。 

そもそも、家族との時間は当たり前の権利

 子どもが生まればかりの期間というのは、人生の中でもほんとうに特別なひととき。その時間をじっくり味わえることは、何にも代えがたい経験です。 メリットやデメリットを考えてはみたものの、第一に家族と十分な時間を過ごすことは、すべての人に認められる当たり前の権利のはず。そして、それはシンプルに人生で一番楽しい時間です。 子育てについては「いかに負担を減らせるか」と、このところマイナスな面ばかりが取りざたされるあまり、子育ての楽しさや素晴らしさを実感する大切さが、忘れられているように思えます。 私たちは最低でも6か月は取得するつもりですが、たとえ1ヶ月でも、1週間でも、1世帯でも多くの方にダブル育休の機会が増えることをと切に願っています。  最後に、ダブル育休を取得するにあたり、周囲の方よりいくつか質問を頂きましたので、下記にカンタンにまとめてみました。もしかしたら後日より詳細な内容をブログにするかもしれません。 参考程度にご覧ください。 

育休にまつわるミニQ&Aコーナー

  Q1.「育児休暇」と「育児休業」って、なにが違うの? 似ている言葉なのでややこしいのですが、「育児休業」は、法律に基づく制度で、労働者が持つ権利です。国が定めた制度ですので、会社の就業規則等に記載がなくても取得できます。 一方で「育児休暇(育児目的休暇)」は、同じく法律に基づくものですが、こちらは会社の制度に盛り込む努力義務が課せられています。 「努力義務」という表現がややこしいですが、こちらは就業規則に記載がない限り取得はできません。ぜひ一度、お勤め先の就業規則を確認してみてください。    Q2.育休中の所得ってどうなるの? ご安心ください。休業中の収入は雇用保険から賄われ、これとは別に児童手当もあります。世界的にみても、日本の子育てに関するバックアップはかなりレベルが高いように思えます。厚生労働省のHPでも詳細がご覧いただけますよ。 https://ikumen-project.mhlw.go.jp/company/training/download/training2020.pdf   それにも関わらず、取得率が低いので、今なら男性が取ると企業への助成金もあります。このあたりは、社労士のかたに相談するといいかもしれませんね。 また、育児目的休暇も会社の制度に盛り込むことのサポートも国にあります。わが社も例にもれず、外注や社員増員のためにしっかり助成制度を活用させていただきました。 https://www.mhlw.go.jp/content/000754580.pdf   もし、本当に金銭的に厳しい場合には、近くの役所(自治体)に足を運んでみてください。自治体によって異なる点もありますが、知られていないだけで様々なサービスがあります。近くのNPO法人に相談してみるのもいいかもしれませんね。   Q3.代替人員や引き継ぎ、復帰後のキャリアが心配… お金と同じく一番不安を抱くポイントですよね。何といっても、家族だけでなく会社のスタッフにも関係することなので。 企業によって事情は異なりますが、引継ぎや代わりのスタッフの登用などの準備をスムーズに行うために、育休を検討していることをできるだけ早めに会社の方と相談しておくことをお勧めします。ちなみに、わたしは取得の約半年前までに、同僚、上司、代表に相談しました。  そして万が一の場合、育休中も何かあれば働けます。その場合は雇用保険から支給は日当ごとに減額されますがその分、会社から給与を受け取ることも可能です。  また、法改正によってよりフレキシブルな対応が可能となりました。育休の分割取得なども可能になり、基本原則として元の部署に戻すことが定められています。 くわえて、雇用環境整備、個別の周知・意向確認の措置が事業主の義務になります 。 https://ikumen-project.mhlw.go.jp/kaisei_point/     ※こちらは2021年7月9日現在の情報です。また自治体や会社ごとに取り組みが異なることもありますので、上記はあくまで参考程度にご覧ください。
少し駆け足でのご紹介になりましたが、とにかく育休については、 「一人で悩まず、周りに相談してみて!」 この一言に尽きます。 有給休暇の消化率もあまり芳しくない日本において、育休の取得率が低いことは、あまり不思議ではありません。 ですが、冒頭で書いたように、育休は自分自身だけでなく、パートナー、そしてなにより子どもにとって、何にも代えがたい時間を作ってくれます。 私自身、会社では初めての男性社員の育休取得者になりました。ですので、みなさんも「どうせうちでは育休なんて取れない…」とあきらめず、少しでも気になっている方は、とにもかくにも相談してみてください。応援してくれる方が必ず身近にいるはずです! 今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!   

ライター:しんどう

ウッディプッディの営業課長。現在夫婦で育休中。
2021年5月に娘が誕生し、子育てにまつわる様々なことを勉強&実践中。

デザイナーの私が作ったおもちゃを、初めて息子に渡してみたら…

みなさんこんにちは!

商品企画・デザイン担当の山本です!

最近ホントに暑くなりましたね…。

前回はおとつむの開発裏話をしましたが、

いかがでしたでしょうか?

自分の体験を文章にしてお話するのはちょっと恥ずかしいのですが、

より商品を身近に感じてもらえたら企画者としてはとても嬉しいです。

今回は前回に引き続き、息子くんに

おとつむを遊んでもらった時の反応について書かせていただきます。

もともと、我が子ができたら

自分のデザインしたおもちゃで遊んでもらうのが

デザイナーとしての一つの夢でした。

「ついにこの日が来たのか…!」

と、ワクワク半分、緊張半分。

ちなみに、おとつむの対象年齢は1歳ですが、

大きさや強度としてはそれ以下の月齢のお子さんでも

安全に遊べる設計となっています!

息子くんは今月で8か月。

対するおとつむの対象年齢は1歳。

まだまだ積み木として遊ぶことは難しいようですが、

恐る恐る渡してみると、意外にも真剣につかんだりかじったりと、

夢中になって遊んでくれました…!

私がカタカタ鳴らすのを見たり、

木箱を裏返しにして叩くと音が響くので、

バンバン叩くと興味を示したり…。

自分で降って鳴らすことはできなかったですが、

穴が空いているので小さな手でもしっかりと積み木を握り、

いろんな積み木を握って楽しんでいました。

「遊んでいる姿を見てもっと感動するかな?」

っと思っていたのですが、

まだ十分に遊べないこともあり

「こんなもんか(笑)」と

意外にもさっぱりした印象でした。

なにより、まだ自分で作ったこのおもちゃが、

この子にとって「お気に入り」になった感じがまだないので、

もう少し大きくなって、

色々お話ししながら遊んだら、

そのときはぐっとくるのかなぁ…。

もっともっと遊べるようになって

「ママの作ったおもちゃで遊びたい!」

ってなってくれた時は嬉しくってたまらないと思うので、

そんな日が来ることを楽しみに、

これからもちょこちょこおとつむで遊んでもらおうと思います。

とはいっても、

1人のおもちゃデザイナーとして

このまま引き下がるわけにはいきません!

そこで、急遽オリジナルのビジーボードを作ってみました。

引っ張ったり噛んだりをとても好む時期なので、

年齢や興味に合わせて、鏡や楽器などをくっつけてみると…

めっちゃ食いつく!

めっちゃ遊ぶ!

お、おとつむより夢中で遊ぶじゃないか、息子くんよ…。

というわけで、

次回はこちらのお話ができたらと思います!

次回も読んでいただけたらとても嬉しいです!

やまもと(育休中)

ウッディプッディでおもちゃの企画やデザインを担当しています。現在は育休中のため、自分で作った製品や、オリジナルのおもちゃを、自身の子どもに与えて反応を楽しんでいます!

【パパ育休 #4】子育てをサポートしてくれる場所や人たちと出会いました

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

一か月検診を終えて、お出かけデビュー

こんにちは。営業課長のしんどうです。
 
子どもの一か月検診も無事終わったので、
最近は少しずつ外へのお出かけをするようになりました。
 
子どもにとって、外の環境に慣れる良い機会になることはもちろん、
私たち夫婦にとっても、大切なリフレッシュの時間になります。
 
外を歩くときは、なるべくゆっくり歩きながら、子どもの興味がありそうな
場所では、立ち止まってしっかり見せます。
 
その時は、その場所や状況を言葉にして子供に聞かせてあげています。
目に見える情報だけでなく、風、温度、においなども描写しています。
 
また、夫婦の会話も家の中とは異なりますね。ダブル育休なので
一緒にいる時間は長いのですが、家よりも外で会話すると、
内容も変わり、いい気分転換になります。
 

出産後初の美容院は、家族3人で


産休から2か月以上…妻が待ち望んでいたイベントの一つです。 2人で同じ美容院へ予約を取ったのですが、夫婦で代わりばんこに子どもを見る必要がありました。 予約の際に詳細をお伝えしたところ、余裕をもって2名で4時間も確保してくれるほか、授乳スペースまで確保してくれました。 美容師さんと子育てについてのお話も弾み、子どもがいるから早くしなきゃ…と焦ることもなく、夫婦で心地よい時間を過ごすことが出来ました。 なにより、思った以上に妻が喜んでくれたのが嬉しかったです。お母さんの幸せは、子どもの幸せ、ひいては家族の幸せ。美容師さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

「児童館」はとにかくおススメ


心も体もスッキリしたところで、次に向かったのは児童館。 市役所でもらった地図を片手に、徒歩15分のところ「六甲道児童館」に行きました。https://www.facebook.com/rokkoumichijidoukan/ 普段は予約なしの自由解放ですが、コロナ禍のため曜日ごとに年齢制限が設けられていました。 子どもが生まれる前は、ほとんど縁のなかった児童館。しかしいざ子どもが出来てみると、そのありがたさたるや…。 まずは、授乳室の設備も充実しています。幼児や小学生だけでなく、乳児のためのサービスもしっかりしていることにビックリしました。 絵本の貸し出しも無料で行ってくれるのですが、その場で読み聞かせをすることもできました。乳児と一緒にいるときは、図書館や本屋さんよりもゆっくり過ごすことが出来ました。 

児童館は、ママ友パパ友との情報交換の場にも


夫婦そろっての育休はまだまだ少ないせいか、親子3人で来た私たちは、その時ちょっとした人気者に(笑 児童館の設備もさることながら、他の方と子育ての悩みや不安を共有できる救いの場です。 子育ては孤独ではないことを肌で感じることができます。また、少し上の子どもを観察できるし、育児の情報収集ができます。 また大人だけでなく、子ども自身にとっても、他の子どもを見て、真似をしたりするいいきっかけにもなると思います。実際、うちの子は他の子のズリハイやハイハイをよく見ていました。 周りの方に話を聞くと、1~2か月は外に出ようとする余裕がなく、結局のところ、4か月くらいから児童館に足を運ぶ方が多かったです。 とはいえ、こうして実際に児童館を体験した身としては、1~2か月の早い時期からでも、児童館はおススメです。

子連れOKのコワーキングスペースなんてあるんだ!


最後にもう一つ。近所で魅力的だったのが、「親子でいけるコワーキングスペース」です。 2時間500円で、Wi-Fiとコンセントの使用もOK。子どもと一緒にデスクワークするには、この上ない環境です。 授乳室が備えてあることはもちろんのこと、場合によっては提携するベビーシッターを呼べるサービスも! https://plus-one.space/

子育てをサポートしてくれる場所は、思った以上にたくさんあった

ちょっとした気分転換のつもりが、
子育てする親にとって嬉しい環境がこんなにたくさんあることを
初めて知りました。美容師さんの心遣いもとても嬉しかったです。
 
地域によって施設の数やサービスの差はあるかもしれませんが、
ぜひみなさんも、お近くの施設を調べてみたり、
お散歩がてら近所の探索をしてみてください。
 
ダブル育休だからこそ楽しめることもありますが、
そうでなくとも、新しい発見や嬉しい出来事が盛りだくさんでした。

しんどう

ウッディプッディの営業課長。現在は夫婦2人でダブル育休生活中。

【パパ育休 #3】生後1ヶ月の娘との過ごし方

こんにちは。営業課長の進藤(育休中)です。

娘が誕生してから、そしてぼくたち夫婦が「親」という

あたらしい世界に足を踏み入れてから、1ヶ月が経ちました。

数々の初体験と、極度の寝不足に戸惑う毎日。

しかし、夫婦2人で育休を取得できたからこそ、

一番大切な時期に心と時間の余裕を持って過ごすことができています。

誕生したばかりの子どもは、まだ何もできない非力な存在…。

どこかでそんな風に思っていましたが、1ヶ月間生活をともにするうちに、

非力どころかものすごいエネルギーで日々成長を遂げていることを、

身をもって実感しました。

1. 触れる時間が、子どもの心を育てる

生まれたばかりの赤ちゃんの五感で、

いちばん初めに発達する感覚はなんだと思いますか?

正解は、「触覚」です。

まだ体温調整をすることはできませんが、

周囲の温度の変化や、ものの感触はしっかりと認識できます。

そして、温かいものや柔らかいものなど、

心地よいものに触れると、

赤ちゃんの脳内で「オキシトシン」と呼ばれる

ホルモンが分泌されます。

オキシトシンは別名「愛情ホルモン」「幸せホルモン」

と呼ばれ、安定した情緒の形成に不可欠です。

喜びや安心を感じるほど、オキシトシンが分泌されやすい

脳に育ち、ストレスへの耐性や、良好な人間関係の構築など、

その後の人生に大きく影響します。

特に生後1年は、脳がもっとも発達する時期。

この時期にしっかりとオキシトシンを分泌させるためには、

肌と肌で触れ合うスキンシップが一番大切です。

それに、お父さんお母さんだって、

赤ちゃんに触れる時ほど幸せな時間はないですよね。

もしかすると、娘以上にぼくたち両親の方が

たくさんオキシトシンをもらっているかもしれません(笑

2.言葉が分からなくたって、目を見てたくさんお話ししよう

赤ちゃんは、「触覚」についで「聴覚」も

しっかりと発達しています。

時々、お母さんのお腹の中でいろんな音が

聞こえたよ、と言う子もいますね。

聴覚は胎児の頃から発達する器官で、

生まれた頃には微妙な音の違いも

しっかりと聞き分けることができます。

言うまでもなく言葉の意味は伝わりませんが、

その背景にある思いはしっかりと伝わります。

先ほど述べた肌のスキンシップと同じく、

声をかけることによっても、赤ちゃんは

安心を感じることができます。

赤ちゃんへ声かけをするときは、

1. 少し高めの声で

2. ゆっくり

3. 抑揚をつけて

4. 言葉に合わせて体に触れる

この4つを大切にしています。

まぁ、大抵の場合、赤ちゃんに

話しかける時って、自然とこうなりますよね(笑

加えて、ぼくは娘に話しかけるとき、

なるべく正面から顔を合わせて、

目を見て話します。

触覚や聴覚に比べて発達の遅い「視覚」ですが、

それでも、視覚的なコミュニケーションも

軽んじてはいけません。

初めの1ヶ月は20cmほどの距離がぼんやり見える程度。

なので、ほどほどの距離で、

顔を見ながら話をしてあげましょう。

人の顔は、特に興味を引くようです。

いつも見る顔=安心できる人と認識したり、

お父さんやお母さんの違いが徐々にわかったり。

初めはキョロキョロと視線が定まらなくても、

少しずつ自分の意思で見る対象を認識し、

じっと見つめることができるようになります。

3.お家探検で、いろんなものを見聞きしよう

「触覚」、「聴覚」、「視覚」を使った複合的なコミュニケーションは、

お散歩がぴったり。とくに僕が実践しているのは、そこらじゅうを歩きながら、

色々なものを言葉で表現することです。

例えば、家の中。

私たちにとって見慣れた風景も、赤ちゃんにとっては探検そのもの。

抱っこしながら、あちこちを歩き回ります。

台所の小川、トイレの泉、お風呂の滝、物置ジャングル…。

それぞれの場所で、どんなものがあるか、どんな音がするのか、

言葉にしたり、音を出したりしながら、コミュニケーションをとります。

ちなみにうちの娘のお気に入りは、お風呂場やトイレ。

水の流れる音を聞くと、いつも落ち着いた様子を見せてくれます。

というわけで、生後1ヶ月間の娘との生活を振り返ってみました。

親のちょっとした心掛けが、子どもの成長を大きく助ける

ということを、改めて実感できますね。

しかし、常に良い行動をと意識すぎるあまり、

お父さん・お母さんが疲弊してしまっては本末転倒です。

そもそも、自分の子どもに対する愛情を持ってさえいれば、

自然と子どもにとっては安心できる時間になるもの。

子どもだけでなく、親子一緒に感じる幸せこそ、

何よりもの宝物です。

みなさんのご家庭では、生まれたばかりのお子さんとの時間は

どんな風に過ごしていますか(いましたか)?

おまけ

手作りのメリーで一緒に遊ぶぼくと娘。

軽くて安い「おはながみ(薄葉紙)」で作りました。

常に一定のリズムで動かすより、

うちわなどで不定期に動かすと

「うごいた、うごいた!」と、

足をバタバタして楽しそうに反応します。

娘の好みを探るため、色々なメリーを試行錯誤で

作っていますが、妻の方が完成度が高いです。

ぼくの手作りメリー
妻の手作りメリー

進藤(スタッフ)

ウッディプッディの営業課長。現在は育児休暇でお休み中。

【パパ育休 #2】コロナで再認識した、夫婦揃って育休を取ることの大切さ【スタッフブログ】

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

みなさんこんにちは。

営業課長(育休1ヶ月目)のしんどうです。

 

梅雨らしい天候が続きつつ、晴れた日は夏の到来を思わせるような暑さになる日も増えました。

 

どうか、熱中症などの体調管理に気をつけてお過ごしください。

 

里帰りしない、子育てをゼロから共有する夫婦2人のダブル育休

 

つい先日、国会で「改正育児・介護休業法」が可決されました。

 

これは男性の育休取得率を2025年までに30%まで引き上げることを目標に掲げたもので、特に注目を集めた内容は「企業は男女問わず社員に育休の意思を確認する義務がある」というものです。

 

合わせて、来年2022の秋頃には、男性にも最大4週間の産休が取得できる「男性版産休」の施行が想定されているとのこと。

 

うーん…。確かに、子育ての環境向上にとって着実な一歩ではあるかもしれません。ですが内容を見る限り、最終的な判断は企業に委ねられるため、全ての夫婦がしっかりと育休を取得できる…というわけではなさそうですね…。

 

現時点ではまだまだ、男性の育休取得率は低く、十分な子育ての環境が整っているとは言えません。その状況に輪をかけて、現在世界に蔓延するコロナは、子育てにも大きな影響を及ぼしています。

 

例えば「里帰り出産」もその一つ。出産前後で実家のサポートがあるなしでは、雲泥の差。近所ならまだしも、実家から遠く離れて暮らしている家庭にとっては、サポートが非常に限られてしまいまいます。

 

かくいう私たちしんどう夫婦も、実家はいずれも遠く離れており、この状況下ではとても里帰りはできません。両親は齢70を超え基礎疾患を持つため、ただでさえ体力がない中、コロナ感染のリスクも高めるようなことはできません。

 

なにより、おじいちゃんおばあちゃんに孫を抱っこさせてあげることもできない悔しさから、ただただ歯痒い気持ちが募ります…。

 

しかし、コロナになる前から「夫婦揃って育休を取得しよう!」と決めていたので、コロナによるさまざまな影響は受けているものの、しっかりと対応しながら子育てに専念することができてい流ように思えます。

 

もとより「妊娠、出産、育児まで、ゼロから二人で共有したい」という妻の強い要望があったため、コロナの産むに関わらず、2人で子育てに取り組む心構えができていました。むしろコロナによる様々な影響を目の当たりにするほど、夫婦でしっかりと育休を取り、力を合わせて子育てに専念することの重要性を再認識できています。

 

もし妻だけの産休を前提としていたら、コロナによって実家のサポートも受けられず、また私も子育てに十分な時間を割くことができず、妻と子どもへの負担が今よりずっと大きなものになってしまっていたのかもしれません…。

 

しかし、現にそのような状況下で子育てに奮闘する方々も、決して少なくないはず…。たとえコロナがあろうとなかろうと、1日も早く、男女分け隔てなく子育てに専念できる環境が整うことを願うばかりです。

 

会社では「おもちゃコンサルタント」という資格を生かし、保育やおもちゃのプロとして業務に携わってきた私ですが、こと自分の子どもとなると、一人の「パパ初心者」に他なりません。

 

妻を支えるために取得した育休のつもりが、もしかしたら僕が助けられてばかりになってしまう…なんてことにはならないよう、親子で一緒に頑張ろうと思います!

ライター:しんどう(スタッフ)

ウッディプッディの営業課長。おもちゃコンサルタント。2021年5月、第一子の誕生と同時に男性社員として初の育児休暇を取得。初めての子育てと育休についてつづっています。

新米おもちゃデザイナーの先生は、一歳の子どもたち?『はじめてのつみき おとつむ』開発ウラ話

 

 みなさんこんにちは!ウッディプッディのおもちゃデザイナー(育休中)の山本です!

 前回は初めてのスタッフブログで、ただの自己紹介ながら緊張して書きましたが、たくさんの方にお読みいただけて、とても嬉しいです!

 2回目となる本日は、ウッディプッディの大人気商品『おとつむ』が誕生した舞台裏を、ちょっとだけお見せしたいと思います。

初めてのおもちゃ作りは「音の見えるつみき」

https://www.youtube.com/watch?v=OwLZWj3ymCE

 このプロジェクトを担当したのは入社して間もない頃でしたので、先輩方のサポートなしでは到底成し得ませんでした。とにかく必死になって作っていたことを覚えています。

 おとつむを企画してた2016〜2017年当時は、小さなお子様向けに、振ると音のなるつみきが流行っていました。つみきの中が空洞になっていて、振ると「カラカラ」と可愛い音がするものが主流ですね。

 つみきが遊べるようになる1歳前後の子どもは急速に五感が発達する時期で、個人差はあるものの、特に音への関心が強くなる時期です。自分で掴んだり振ったりと、五感をフル活用する遊びは、子どもたちの成長に欠かせません。

 「音がするつみきはたくさんあるけど、みんなにもっと楽しんでもらうにはどうしたらいいだろう…?」

 「つみきは大きくなるまでずっと遊べるおもちゃだから、丈夫で長く遊べる方が親御さんも安心できるだろうな…」

 おもちゃデザイナーとして駆け出しの私にとって、おもちゃ作りは楽しい反面、乗り越えなければならない課題がたくさんでした。

 そんな中、ついに辿り着いた一つのコンセプトが「音の見えるつみき」でした。振るとつみきの一部が動いて、木のおもちゃならではの優しい音とともに、見た目の変化も楽しめます。触覚と聴覚に加えて、視覚で楽しむ要素が増えることで、もっと夢中になって遊んでもらえるのでは…?

 さっそくサンプルを作り、実際に小さなこどもたちに使ってもらうことに。結果は…、思った通り!音だけのラトル(振ると音がするおもちゃ)に対して、音の発生源が目で見てわかるラトルの方が、より夢中になって遊んでいました。

こどもたちが教えてくれた、おもちゃの「色」の大切さ

 

 この時、私たちが気づかなかったことをもう一つ、子どもたちが教えてくれました。それは、子どもたちは音より先に「色」に関心を示すことです。

 「おとつむ」はカラフルで可愛らしいつみきですが、当初はむしろ塗装を施さず、ナチュラルな木の見た目を活かしたおもちゃにするつもりでした。ナチュラルなつみきは、イメージに囚われず自由な型を作れる上、好みに左右されにくいので、当然これがいいだろうと思っていました。

 しかし、実際にそのおもちゃで遊ぶ子どもたちは、塗装のないつみきよりも、塗装のあるつみきの色に反応し、そこから掴んだり、振ったりと、本来の遊びに入っていきました。いくらつみきに工夫を重ねても、子どもたちに興味を持ってもらわないことには、なんの意味もありません。

 モニターの子どもたちから多くのことを学びながら改良を重ね、2017年9月、「はじめてのつみき おとつむ」として、私の作ったおもちゃが初めて世に出ました。 

 

お母さんになって感じること

 発売から3年以上過ぎ、今では多くのお客様にお楽しみいただいています。中には、遊んだ感想や気になった点などをレビューに丁寧に書いてくだるお客様も多く、とってもありがたいです…。

 そして何より、娘さん・息子さんが「気に入って毎日遊んでいますよ!」なんて素敵な言葉をいただくと、もう…感無量です。

 今だからおはなしできますが、実は発売直後はあまり売れ行きが好ましくない時期もあり、「ダメだったかな…」と焦る時期もありました。しかし、徐々にたくさんの方にご購入いただき、ご感想やレビュー、SNSでの投稿も増えていき、今では「開発して本当に良かった!」と感じています。

 そして母になった今、おもちゃの安全性や、発育に応じた工夫のありがたみを実感できるようになりました。大きなつみきなら早いうちから遊べるので、安全で長く遊べるものほど、愛着が湧いてきます。世の中には魅力的なおもちゃがたくさんありますが、たくさん買うと家の中が狭くなってしまうし、決して安いものではないし、子供にも一つ一つを大切にしてほしいので、「おとつむ」のように、一つのおもちゃでも色々な楽しさが含まれているとありがたいです。

 7か月になる息子くんと遊んでいると、やっぱり木玉が中に入っていて見えないラトルよりも、外にカタカタなるパーツがついていたり、くるくる回る仕掛けのあるラトルの方が食いつきがとてもよく長い時間遊んでいます。

 「やっぱり見える方が楽しいんだ〜」と眺めている時、ふと「私が作ったおとつむ…渡したらどんな反応するかな…?」という思いが浮かびました。

 というわけで、次回は「お母さんが作ったおもちゃを、実の息子くんに渡したら楽しんでもらえるのか!?」といった感じのテーマで書いてみたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

「はじめてのつみき おとつむ」

1歳頃から楽しめる「ふる」「ならべる」「つむ」遊びはもちろん、少し成長してからは「はめる」「形作り」「ごっこ遊び」もOK。小さな頃から、大きくなるまで、長く安心してお楽しみいただけるつみきです。

ご購入はこちら

ライター:やまもと(スタッフ)

ウッディプッディーのおもちゃデザイナー。現在は育児休暇中。