2010-09-16
こんにちは!
ウッディプッディの木のマイスターです。
ここ数日でやっと秋らしい気温になりましたね。朝は寒いくらいです。
これからは、ぬくもり のある食べ物、衣類、インテリアが欲しくなってきますね。
さて、今回は、家具の塗装についてお話したいと思います。
よくお客様から
「ウッディプッディさんの家具は触るとあたたかい。本当に木のぬくもりを感じるね」
と、仰っていただきます。
木のぬくもりを大切にする弊社にとって、本当にありがたいお言葉です。
みなさんの家具は、触ったときどんな感じがしますか?
ウッディプッディの家具が触るとぬくもりを感じるのには、理由 があります。
仕上げの塗装が一般的な量産家具とは違うのです。
では、まず、塗装の種類を簡単にご説明しますね。
みなさんが使っている家具は、どんな塗装なのか調べてみてください。
家具の代表的な塗装方法を大きく分けますと下記のようになります。
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■ウレタン塗装■
光沢に富んでいるものから、光沢の無いものまであります。
塗幕は厚く仕上がります。
密着力に優れており耐候性、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れているため、
一般家具に広く使われています。
家具塗装の中では、高級品 になります。
傷が付くと修理がむづかしいです。
■ポリエステル塗装■
高度、透明度が高く、耐候性、耐薬品性に優れている反面、衝撃性、密着性が弱いです。
厚塗りできるのが特徴で、仕上がりは鏡面になります。
(鏡面塗装、ピアノ塗装などと呼ばれる)
傷が付くと修理がむづかしいです。
■UV塗装■
ウルトラバイオレット(ULTRA VIOLET RAYS)の略語
紫外線を照射することにより硬化する塗料で、硬度が非常に高いです。
耐摩耗性、 耐薬品性、耐溶剤性も従来塗料より優れています。
塗料代と導入機械が高価、大きな施設を必要とするため、結果コストが高くなります。
キズが付きにくい反面、修理は設備がないと出来ません。
■ラッカー塗装■
最も古くから、広い用途で使われています。
塗膜を薄く仕上げることが出来ます。
速乾性があり作業性は良いが、塗膜が薄いため、水、薬品には弱いです。
傷が付くと修理がむづかしいです。
■漆塗り■
自然の木肌に、直接、漆を摺り込んでは拭き取る作業を何回か繰り返し行います。
漆を丹念に塗りこんだ表面は独特の光沢を放ち、美しい木目を浮かび上がらせます。
1年もかけて硬化が進みます。仏壇や漆器など高級品となります。
塗装にはかなりの技術が必要です。傷が付くと修理がむづかしいです。
■オイル塗装■
自然の植物油とワックスをベースにした自然の塗料です。
木に浸透してよくなじみ、木の呼吸を妨げず自然の風合いを出します。
ウレタン塗装と違って塗膜を作らないので耐磨耗性は弱いです。
艶はほとんどありませんが、風合いは「木」そのものに近く、
使用と共に自然な艶が出てきます。
修理は他の塗装方法と比べ簡単です。
現在、一般的な量産家具(天然木)の表面材の多くは、
「ウレタン塗装」「UV塗装」となっていますが、
みなさんが使っている家具は、どんな塗装でしょうか?
ウッディプッディの家具は 「オイル塗装」 をしてます。
それぞれに特性があるので、
使う環境や好みによって使い分けたり、選びわけたらいいのですが・・・。
木のありのままの質感を感じたいということであれば、オイル塗装が最適だと思います。
では、どうして、一般的な量産家具のほとんどが「オイル塗装」をしていないのでしょうか?
そこには、木を愛する者としては、悲しい現実があるのでした・・・。
(次回に続きます)