WOODY PUDDY

ウッディプッディコラム

こどもの息が臭い?

赤ちゃんの匂いを嗅いだ事がありますか?

なんとも言えない不思議ないい匂いなんです。

 

では、どうして赤ちゃんってあんなにいい匂いなんでしょうか?

調べてみました!

 

赤ちゃんの独特の匂いには、

お母さんに幸福感ややる気をもたらす効果がある

ということが、ある大学医学部の研究でわかったそうです。

 

なるほど・・・

よく、人間に限らず赤ちゃんが可愛いのは

「一人では生きていけないから」

と言われていますものね。

 

ところが・・・

 

先日、娘の息のニオイに変化がありました。

なんだか、大人の寝起きの息のニオイに似ていのです。

それも、旦那のニオイに似ていました・・・。

 

心配になって調べて見ると

赤ちゃんに口臭がある時、ほとんどの場合は

何らかの病気にかかっているということが考えられます。

 

・風邪

・発熱

・口内炎

・扁桃腺

などが疑われるとありました。

 

そして、この他の原因として

口呼吸ばかりしていると唾液の分泌量が減り、

細菌が活性化して、赤ちゃんの口臭が出ます。

唾液は食べ物を食べる時のためだけではなく、

細菌を洗い流すという効果があります。

 

赤ちゃんの口臭は、健康状態のバロメーターですね。

 

木のぬくもりを消さない塗装 「その1」

2010-09-16

こんにちは!

ウッディプッディの木のマイスターです。

ここ数日でやっと秋らしい気温になりましたね。朝は寒いくらいです。

これからは、ぬくもり のある食べ物、衣類、インテリアが欲しくなってきますね。

さて、今回は、家具の塗装についてお話したいと思います。

よくお客様から

「ウッディプッディさんの家具は触るとあたたかい。本当に木のぬくもりを感じるね」

と、仰っていただきます。

木のぬくもりを大切にする弊社にとって、本当にありがたいお言葉です。

みなさんの家具は、触ったときどんな感じがしますか?

ウッディプッディの家具が触るとぬくもりを感じるのには、理由 があります。

仕上げの塗装が一般的な量産家具とは違うのです。

では、まず、塗装の種類を簡単にご説明しますね。

みなさんが使っている家具は、どんな塗装なのか調べてみてください。

家具の代表的な塗装方法を大きく分けますと下記のようになります。

▼  ▼  ▼  ▼  ▼  ▼  ▼  ▼  ▼  ▼

 

■ウレタン塗装

光沢に富んでいるものから、光沢の無いものまであります。

塗幕は厚く仕上がります。

密着力に優れており耐候性、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れているため、

一般家具に広く使われています。

家具塗装の中では、高級品 になります。

傷が付くと修理がむづかしいです。

■ポリエステル塗装■

高度、透明度が高く、耐候性、耐薬品性に優れている反面、衝撃性、密着性が弱いです。

厚塗りできるのが特徴で、仕上がりは鏡面になります。

(鏡面塗装、ピアノ塗装などと呼ばれる)

傷が付くと修理がむづかしいです。

■UV塗装■

ウルトラバイオレット(ULTRA VIOLET RAYS)の略語 

紫外線を照射することにより硬化する塗料で、硬度が非常に高いです。

耐摩耗性、 耐薬品性、耐溶剤性も従来塗料より優れています。

塗料代と導入機械が高価、大きな施設を必要とするため、結果コストが高くなります。

キズが付きにくい反面、修理は設備がないと出来ません。

■ラッカー塗装■

最も古くから、広い用途で使われています。

塗膜を薄く仕上げることが出来ます。

速乾性があり作業性は良いが、塗膜が薄いため、水、薬品には弱いです。

傷が付くと修理がむづかしいです。

■漆塗り■

自然の木肌に、直接、漆を摺り込んでは拭き取る作業を何回か繰り返し行います。

漆を丹念に塗りこんだ表面は独特の光沢を放ち、美しい木目を浮かび上がらせます。

1年もかけて硬化が進みます。仏壇や漆器など高級品となります。

塗装にはかなりの技術が必要です。傷が付くと修理がむづかしいです。

■オイル塗装■

自然の植物油とワックスをベースにした自然の塗料です。

木に浸透してよくなじみ、木の呼吸を妨げず自然の風合いを出します。

ウレタン塗装と違って塗膜を作らないので耐磨耗性は弱いです。

艶はほとんどありませんが、風合いは「木」そのものに近く、

使用と共に自然な艶が出てきます。

修理は他の塗装方法と比べ簡単です。

現在、一般的な量産家具(天然木)の表面材の多くは、

「ウレタン塗装」「UV塗装」となっていますが、

みなさんが使っている家具は、どんな塗装でしょうか?

ウッディプッディの家具は 「オイル塗装」 をしてます。

それぞれに特性があるので、

使う環境や好みによって使い分けたり、選びわけたらいいのですが・・・。

木のありのままの質感を感じたいということであれば、オイル塗装が最適だと思います。

では、どうして、一般的な量産家具のほとんどが「オイル塗装」をしていないのでしょうか?

そこには、木を愛する者としては、悲しい現実があるのでした・・・。

(次回に続きます)

木目にもシーズンがあります

2010-08-26

こんにちは!

ウッディプッディの木のマイスターです。

今日は「木目」の話をします。

木には年輪があって、年輪は、バームクーヘンみたいに、

木を横に切ったときに見えるたくさんの円の重なりのことです。

木目は気を縦に切ったときに出る模様のことで、

切り出すときの方向によって、さまざまな模様となって現れてきます。

日本は四季があるので、育った季節によって性質に特徴がでてきます。

春から夏にかけて成長する部分を夏目、

秋から冬にかけて成長する部分を冬目と呼びます。

夏目は柔らかく(木の密度が薄い)、冬目は硬く(木の密度が高い)なります。

実は、狂いの生じる原因は、夏目と冬目に関係があるんです。

夏目は、スポンジ状でやわらかい為、水分も簡単に浸透します。

逆に冬目は、硬く緻密な構造で、水分を通しにくくしています。

つまり、木はスポンジ(夏目)と防水シート(冬目)を、

交互にに重ねた状態になっているのです。

無垢板は、生きて呼吸をしていますので、

表面から吸収する水分でスポンジ部分(夏目)が膨張したり、

反対に水分を放出してスポンジ部分が乾燥し縮小する、

といった変化が絶えず起こっていることになります。

この密度が板の表裏で違ってくることで、

板目では木の密度が表と裏で違うために反りが生じます。

そして、柾目では板の密度が表と裏で違いが少ないために、板が反りを起こしにくいのです。

日本建築ではこの特長を利用、または解消する方法も古来から蓄積されていてました。

昔から、人は木の性質をうまくいかして生活に利用してきたんですね。


木は家具になっても動く?

こんにちは!

ウッディプッディの 「木のマイスター」 です。

昨日の七夕さんは、どんな願い事をしましたか?

うちは、もちろん「安産祈願」です。

明日から38週に入るというに

「まったく産まれる兆候が無い」 らしく

妻が 「よっぽど、私のお腹って居心地がいいのね・・・」

と、苦笑いしていました。

さて、今回は、 「木は生きている」 といわれる理由について

お話をしたいと思います。

よく、「木は家具になっても動く」 「木は家具になっても呼吸している」

=「生きている」 といわれますが・・・

みなさん、疑問に思われたことは無いですか?

そう、実際は、生きているという訳ではないのです。

ただ、そういわれるのは、訳があって・・・

木に含まれている水分(含水率)と気候が関係しています。

あっ、ここで注意しなければいけないのが

ウレタン塗装などで木の呼吸を止めている家具は違うということです。

ここでは、ウッディプッディも仕上げで使っている

「オイル塗装を施した無垢の家具」 の話です。

ここは日本

日本では四季の変化があるため、

木の含水率が変化します。

木は湿気の多い季節には、水分を吸い膨張し、

逆に湿気の少ない季節には、水分を放出し収縮します。

これが 「木が動く」 といわれる所以です。

先人達は、

知恵で建築や家具ではこの木の動きを計算し

製作、施工をしていました。

宮大工さんなんかが、有名ですよね。

私たちウッディプッディの家具職人も家具を作る時は、

多少、木が膨張や伸縮をしても問題がないように

「逃げ」=(遊び) をつくったりして

使用に問題がないように工夫を凝らしています。

ただ、これで万全ではありません。

同じ種類の木でも含水率が違うこともありますし、

その木の個性(個体差)があります。

人が他人を見て、その人の性格など

すべてがわからないように

木も同じことが言えるのです。

また、家具を使用される環境にもよります。

たとえば・・・

冬に暖房を使い、乾燥した部屋の家具は

木に含まれる水分が減り、木は収縮します。

よって、「反る」ということが表面化する場合もあります。

こういった無垢材の特徴が欠点とばかりに思われがちですが、

裏を返せば・・・

水分を放出したり、取り込んだりするという事は

木自身に調節機能(加湿、除湿機能)があるということです。

日本の激しく変化する気候に合わせて

木が自動的に動いてくれているということは

日本の四季に合わせて自動調節してくれている訳です。

最近エアコンを買ったので、エアコンの例えで申し訳ありませんが

エアコンのエコ機能みたいなものでしょうか。

日本では「桐タンス」などが古くから重宝される理由のひとつだと思います。

それから、天然木は、そういった機能性だけでなく、

長く使用でき、味がでる素材です。

例えば傷が付いてしまったとしても、

削ればまた綺麗な状態に戻りますし、

手をかけてつくられたものであれば、

形を変えて末永くご使用頂く事ができます。

素材そのものに高級感があります。

見た目の存在感やその美しさは

ベニヤや集成材とは格段の差がありますね。

と、言っても 「なんだか大変そう?」 な天然木の家具や玩具を

ウッディプッディは、何故みなさまにお勧めするのか?

それは、子どもたちへのある思いがあるからです。

長い年月を得て、

自然から生まれた木を使った家具や玩具は

人工的な素材で出来たモノと比較すると

傷つきやすく、お手入れも多少必要かもしれません。

荒く扱えば、当然、壊れます。

それは、人と人とも同じこと。

ものを大切に扱う優しい心を育てたいのです。

自然や命の尊さを知って欲しいのです。

そして、そういったことを

お父さんやお母さん

おじいちゃんやおばあちゃんから

教えてあげて欲しいのです。

それが、私たちウッディプッディの思いです。

4年前にウッディプッディを立ち上げた一番の理由なのです。

未来を担う子どもたちへ

私たち大人が残せるもの

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「天然木」とは?「無垢材」とは?

こんにちは!

ウッディプッディの木のマイスターです。

 

今回は、ちょっと真面目に「木」に関するお話を書こうと思います。しっかりお話すると一日では足りないので、テーマに分けてお話をします。

 

今回は「天然木」と「無垢材」について。

 

家具選びの時など、みなさんよく耳にするのではないでしょうか?実は、お店の人でも誤った認識をしていることが少なくありません。

 

仕事柄、私はよく家具屋さんを見て回っています。

そこで、店員さんが合板のことを「無垢材です」と堂々と説明している場面に遭遇します。特に子どもの学習机を販売するシーズンに、頻繁に遭遇するイメージがありますね。

 

ですが実はコレ、間違いなんです。横で話を聞いていると、誤った説明をされるお客さんが不憫に思えてしまいます。

 

横から割って説明したい気持ちをぐっとこらえつつ、代わりにここで、一般的な家具によく使われる代表的な材料をあげたいと思います。

 

1)「突き板」…天然木を薄くスライスし合板の表面に貼ったもの 

「突き板」の画像一覧 (Google)

2)ベニヤ(合板)」天然木をスライスした単板を繊維方向が互い違いに直交するように複数枚を重ね、接着剤で貼り合わせ一枚の板に加工したもの

「ベニヤ」の画像一覧(Google)

3)「木質ボード」…天然木の繊維やチップを固めて板状にしたもの

「木質ボード」の画像一覧(Google)

4)「集成材」…小さい木材(5cm以下)を貼り合わせたもの

「集成材」の画像一覧(Google)

5)「巾はぎ材」…無垢板を巾だけを貼って作った広い板

「巾はぎ材」の画像一覧(Google)

6)「一枚板」…丸太から切り出したそのままの板

「一枚板」の画像一覧(Google)

 

ざっと大きく分けるとこんな感じになります。

 

「天然木」とは、書いて字のごとく天然の木材のこと。つまりこれら全ては「天然木」に分類されます。

 

無垢材」とは、一本の丸太から角材や板を直接必要な寸法に切り出したもの。先ほどの1〜6において「無垢材」に分類されるのは5)「巾はぎ材」と6)「一枚板」の2種類が該当します。

 

そして、小さな木の破片や薄い板を集め接着剤で貼りつけて大きな寸法の部材としたもの木質材料」となります。

 

無垢材の長所は、それが生きているということ。当然、寿命がありますが、数百年~千年という非常に長いもの。

 

では、なぜ木は長生きできるのか?それは、生きるための機能が単純なため単純であるが故に天候、気象条件など自然環境によって寿命が決まるのです。

 

木の「くせ」をいかし、自然に逆らわない使い方をすることが、
木を長く、上手に使うこつなのです。それを考え、活かすのが私たち家具職人の腕のみせどころなのです。

 

木が反ると書いて「板」とは良くいったものです。

 

反らない板はないんです。そして人間と同じようにどの木にも個性があり、長所短所があります。性質も木目もおとなしくて扱いやすいけど個性に乏しい優等生タイプの木材から木目はすごく美しいが、クセが強い個性派までさまざまです。そこが木の難しいところでもあり、人と同じように興味がつきないところです。

 

木は成長する過程で、天候の変化など様々なことが起こります個体差があるので、同じ木目は二つとしてありません。世界にひとつだけの家具となります。

天然素材を、人の手で作っていることから精密さ・均一性を求めることが難しく、交換をご希望になられてもご要望をお受けできない場合があります。

 

限りある自然の材料を大切に使うということからもご理解頂けますようお願い致します。

 

そんな願いもあり、今回は「天然木」と「無垢材」についてお話させて頂きました。未来を担うこども達に木のぬくもりを伝えたいのです。それが、WOODY PUDDYの願いです。

 

宜しくお願い致します。