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ウッディプッディコラム

【おもちゃレビュー】ありそうでなかった「和菓子」の木製おままごとを、おもちゃコンサルタントが実際に遊んでみた! ― 斎藤由佳子

皆さんこんにちは。保育士、おもちゃコンサルタント、そして1児の母の齊藤と申します。
 
普段は都内で保育士をしています。また、おもちゃと子どもの発育に関する「おもちゃコンサルタント」という資格を保有しており、コロナ禍では、複数の親子の方とリモート接続を通してふれあう「リモート保育」の活動も行っています。
 
今回は、6月にウッディプッディから発売された「はじめてのおままごと 和菓子セット」というおもちゃについて、実際に遊んでみた感想や、まだ本品をご存じない方にぜひ知って欲しいポイントを、私なりの目線でつづってみました。
 
おままごとのおもちゃを探している方、どのおもちゃにしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
 
 

○カワイイ&美味しそう!小1男子もハマった和菓子


私には1歳6か月の子どもがいるのですが、おままごと遊びは少し早いかなと思ったので、今回は幼稚園に通う姪っ子と、小学1年生の甥っ子と一緒に遊んでみました。 新しいおもちゃを開けるときってワクワクするので、私はいつも箱のまま置いて、子どもと一緒に開けたり、子どもが自分で開ける様子を隣でニヤニヤしながら見つめたりしています♪ 始めに反応したのは、5歳の姪っ子。和菓子セットを箱に入ったままの状態でリビングに置いていたら、「なにこれ~!」と興味津々のようす。 箱を開けて和菓子セットを見てからの第一声は「かわいい~」でした。さすが女の子ですね。見た目の可愛さからすぐに手に取り、ひとつひとつ観察をはじめました。なかでも、お花の形をしたらくがんが一番気に入ったようで、「これかわいいね~!」と嬉しそうな表情を見せてくれました。 「美味しそうだな!」姪っ子の声につられてやってきた小学1年生の甥っ子は、可愛さよりも美味しそうな見た目に反応していました(笑)。おもちゃを通して見える世界は、子どもたち一人一人で違っているんだなと、そんな面白さを改めて感じました。 

○大人も思わず「知らなかった~」な、和菓子のプチ情報

 「これがたいやきでしょ~!それでこっちが~…」1つずつ取り出しながら、和菓子の名前を教えてくれる姪っ子。中にはまだ名前の分からないものあったので、ウッディプッディのウェブサイトを見てみました。 すると、和菓子の名前はもちろん、名前や誕生の由来などのプチ情報が分かりやすく書いてあり、子どもたちに教えながら、おとなの私も「へ~そうなんだぁ!」と、ついつい楽しく読んでしまいました。 普段何気なく食べる和菓子ですが、一つ一つに日本の文化や海外の文化が反映された個性的なエピソードがたくさんあることを知りました。そんな背景に思いを馳せながら食べることってあまりないので、日本の文化や伝統を知るとてもいい機会になりました。 

(↓はイチゴ大福について。ショートケーキがモチーフだったのか…。その他の和菓子の紹介はウェブサイトで見れます)

 

○ごっこ遊びを通して見える、子どもたちの姿や感性


 このおままごとセットには、和菓子だけでなく長皿もついていて、和菓子について一通り把握すると、今度は「何にしますか?」と和菓子屋さんごっこが始まりました。 

三色だんこを注文すると「おだんごセットです!」と、三色だんごを中心に長皿にいくつかの和菓子を足し、きちんと手を添えて丁寧に渡してくれました。

子どもたちの中に和のイメージが既にあるのかわかりませんが、ごっこ遊びを通して初めて見える子どもたちの姿が、なんだかとても新鮮で面白かったです!

何度かやりとりをしているうちに、「お茶もほしいね」「みんなで食べたら楽しいね」との話が出ました。そこで食器棚から本物の小皿と湯呑を用意すると、近くにいる家族全員に注文を取り、それぞれに和菓子セットを運び始めました。 「おいしいね」と笑顔が広がり、和菓子を身近に感じ、家族でコミュニケーションをとることが出来て心が温まる素敵な時間となりました。 

 普段から保育士として、そして一児の母として、子どもたちと触れる機会は多い私ですが、それでも子どもたちとごっこ遊びをすると、「こんな風に遊びが広がるんだ~」「こんな発想どこからでるんだろう?」と、新鮮な感動を感じることがあります。 いいおもちゃとは、そんな子供たちの自由な発想や感性、普段見聞きして覚えたことを引き出して、遊びの幅がどんどん広がるものが当てはまるのかなと思います。その点、和菓子セットは、見る人にとっても違う感動があったり、遊ぶほど世界観が深まる、ごっこ遊びにはぴったりなおもちゃでした。 今度は、和菓子セットと同じ本物の和菓子を用意して実際に食べてみたり、子どもたちと一緒に本物の和菓子を作ってみたり、もっともっとたくさん遊んでいきたいと思います。 日本の古き良き文化と家族の温かいコミュニケーションが生まれる素敵なおもちゃです。ぜひ皆さんも家族で和菓子屋さんごっこ楽しんでみてくださいね♪ 

 ちなみに、1歳半の息子でも遊べそうな大きな種類の和菓子もあったので、いくつか触らせてみると、どうやらどら焼きがお気に召した様子。 最近覚えた「パンパン(どらやきをパンだと思っている模様)」を連呼しながら嬉しそうに開いたり、閉じたりたまにぱくっと食べたりして遊んでいます。一緒にごっこ遊びができる日が今から楽しみです! 

【遊びの一口メモ】和菓子のわらべうた

 
最後にわらべうたの中に和菓子の名前の入ったうたがあるのでご紹介します♪
 
わらべうたって聞いたことあるけど何だろう?と思う方もいると思うので簡単にお伝えします。
 
わらべうたとは昔から歌い継がれてきた唄です。昔の子どもの達の生活の中から自然に生まれた唄で、子どもの話や言葉の延長で作られているので言葉も昔からの言葉が多く入っており、リズムとメロディーが子どもたちに歌いやすく無理のない音階になっています。
 
「さよなら あんころもち またきなこ♪」
 
さよならをするときに歌に合わせて両手であんころもちを作るしぐさをします。小さなおもちを作ったり大きなおもちを作ったり、最後はパクリ!おいしく食べて下さい♪
 
わらべうたには決まりがないのでママの真似をしたり、親子で食べあったりと色んな遊び方を探してみてくださいね!

はじめてのおままごと『和菓子セット』

商品についての詳細やご購入は、
コチラからご覧いただけます。

商品ページを見る

ライター:斎藤由佳子

東京都内の保育園で保育士を務める1児のお母さん。おもちゃコンサルタントの資格を保有。コロナで外出ができない子どもたちのために、ZOOMで多くの親子とリモートで遊んだり歌ったりを楽しめる「リモート保育」の活動も行っている。

初めてのおままごとにおススメのおもちゃ『もぐもぐフルーツセット』

 

みなさんこんにちは。節子日記と申します。

 

前回のコラムでは、おままごとは性別問わず、男の子でも女の子でも1歳前後から遊べる、という内容をご紹介しました。

 

(よろしければこちらからご覧ください!↓)

 

初めてのおままごとは何歳から?
知育効果と遊び方


この記事を読む

 

さて、年齢や性別の心配がなくなった今、いざ、おままごとを始めようと思った時、おままごとセットはどうしよう?と考えますよね。

 

食べ物だけで良いかな?キッチンはまだ早いかな?お鍋は?お皿は?包丁は?など、どこまで揃えれば良いか分かりませんよね。

 

そんな時に私がおススメなのは、ウッディプッディの『はじめての食育 もぐもぐフルーツセット』です。

 

実際に私の娘も持っていますが、3歳になった今でもずっと遊んでいます。このおままごとセットがおススメな理由は、主に以下の4点です。

 

1.温かみがある木製のおもちゃ

2.見た目も衛生面も優れているマグネット式

3.知育効果が抜群のもぐもぐバッグ

4.初めてのおままごとに必要な道具を網羅

 

娘と一緒に遊んでいたことを踏まえて、初めてのおままごとにおすすめ出来る理由を紹介します。

 

1.温かみがある木製のおもちゃ

 

一般的なおままごとセットはプラスチックのものが多いですが、ウッディプッディの製品は「木製」です。プラスチックの軽い感触と木の温もりを感じるのはやはり違いますね。

 

また、小さい時には特に物と物を叩き合って音を鳴らしたりしますが、プラスチックの軽い音とは違って、木製は木特有の心地よい音を楽しめるので、親目線でも気持ちよく遊ばせられます。

 

2.衛生面も見た目も優れているマグネット式

 

子供が小さければ小さいほど、衛生面が気になるもの。特にコロナ禍の現在は、いっそう子供の衛生面が気になりますよね。

 

初めておままごとをする1歳前後だと、口に入れることも多々あると思います。

 

よくあるのは、真ん中がマジックテープでくっ付いているおままごと用の食べもの。全体的にしっかり拭けるわけでもなく、マジックテープの部分が目詰まりして、徐々に汚れが目立ったり、機能が劣化してしまう場合があります。

 

一方で、こちらのもぐもぐフルーツセットの食べものはマグネット式。さらに、磁石はおもちゃの中に内蔵されているため、表面が平らでとってもキレイなんです!マジックテープと違ってストレスのない拭き掃除が可能なので、衛生面に加えて、磁石が外れないという安全面でもイチオシなのです。

 

また、マグネット式は野菜や果物を半分にした時の断面図もとてもデザインが良いです。よりリアルで断面図も見ることが出来ておススメですよ!

 

3.知育効果が抜群のもぐもぐバッグ

 

「はじめての食育 もぐもぐフルーツセット」は、セットになっている果物4種(バナナ・みかん・りんご・メロン)、フォークとナイフがもぐもぐバッグに収納できるデザインになっています。

 

おままごととしても申し分ない本セットですが、さらに知育の観点から、私が「いいね!」と思ったポイントが以下の3点です。

 

A.ごっこ遊びが楽しい!

「もぐもぐ」の由来になっているもぐもぐバッグは、うさぎが口を開けたような形になっています。果物を包丁で切って、フォークに磁石でくっつけて、「どうぞ!あーんしてね!」と口の中に食べさせてあげる遊びは、ごっこ遊びを通したコミュニケーション力や想像力を養うことに繋がります。

 

B.お片付けが楽しい!
おままごとで遊び終わったら、このうさぎさんのバッグに全て片付けられるようになっています。食べ物はバッグの中に、包丁とフォークはバッグの後ろポケットに入るようになっています。おもちゃで遊べるようになったら、片付けも覚えましょう!このバッグだとどこに何を入れるかが明確なので、幼児でも片付けやすくなっています。

 

C.持ち運びも楽しい!
子供はバッグを持ち歩くのが大好きですよね。単なるお片付け用の入れ物としてではなく、お買い物ごっこやお出かけごっこなど、様々な遊びにも転用出来ます。色々な小物をバッグに入れて家中を歩くだけでも、子供には買い物をしている気分になれて楽しいものです。

 

4.初めてのおままごとに必要な道具を網羅

 

この商品は、「果物4種類、フォーク、ナイフ、バッグ」が一まとめになっています。果物をナイフで切る、フォークでもぐもぐバックに食べさせるという一連の行動を楽しめるようになっています。

 

1歳前後の初めてのおままごとでは満足出来るものです。

 

特に、包丁は両刃なので小さい子供にも簡単に切ることが出来ます。また、マジックテープとは違いマグネットなのでこれもまた簡単に切ることが出来ます。

 

食育から片付けまでが学べるおままごとセットです。見た目も可愛らしいので、年齢とともに少しずつ増やしながら遊び方の成長を見守るのも楽しみですね。

 

『もぐもぐフルーツセット』¥ 5,060 (税込)

1.5歳ころから遊べる、はじめてのおままごとにピッタリのセット!包丁で食べものを上手に切って、うさぎさんに食べさせてあげよう!

詳細・購入ページへ

節子日記

知育ブロガー・インスタグラマー。3歳児を子育て中。6学年先の学習をやっている我が子の子育て経験をもとに、幼児教材・知育玩具・絵本など幼児教育に関することを発信中。子供と向き合い子供の可能性を引き出すことに活かしてもらえるような投稿を運営。

ブログ:https://setsukodiary.com/

インスタグラム:
https://www.instagram.com/setsukodiary/

【パパ育休 #3】生後1ヶ月の娘との過ごし方

こんにちは。営業課長の進藤(育休中)です。

娘が誕生してから、そしてぼくたち夫婦が「親」という

あたらしい世界に足を踏み入れてから、1ヶ月が経ちました。

数々の初体験と、極度の寝不足に戸惑う毎日。

しかし、夫婦2人で育休を取得できたからこそ、

一番大切な時期に心と時間の余裕を持って過ごすことができています。

誕生したばかりの子どもは、まだ何もできない非力な存在…。

どこかでそんな風に思っていましたが、1ヶ月間生活をともにするうちに、

非力どころかものすごいエネルギーで日々成長を遂げていることを、

身をもって実感しました。

1. 触れる時間が、子どもの心を育てる

生まれたばかりの赤ちゃんの五感で、

いちばん初めに発達する感覚はなんだと思いますか?

正解は、「触覚」です。

まだ体温調整をすることはできませんが、

周囲の温度の変化や、ものの感触はしっかりと認識できます。

そして、温かいものや柔らかいものなど、

心地よいものに触れると、

赤ちゃんの脳内で「オキシトシン」と呼ばれる

ホルモンが分泌されます。

オキシトシンは別名「愛情ホルモン」「幸せホルモン」

と呼ばれ、安定した情緒の形成に不可欠です。

喜びや安心を感じるほど、オキシトシンが分泌されやすい

脳に育ち、ストレスへの耐性や、良好な人間関係の構築など、

その後の人生に大きく影響します。

特に生後1年は、脳がもっとも発達する時期。

この時期にしっかりとオキシトシンを分泌させるためには、

肌と肌で触れ合うスキンシップが一番大切です。

それに、お父さんお母さんだって、

赤ちゃんに触れる時ほど幸せな時間はないですよね。

もしかすると、娘以上にぼくたち両親の方が

たくさんオキシトシンをもらっているかもしれません(笑

2.言葉が分からなくたって、目を見てたくさんお話ししよう

赤ちゃんは、「触覚」についで「聴覚」も

しっかりと発達しています。

時々、お母さんのお腹の中でいろんな音が

聞こえたよ、と言う子もいますね。

聴覚は胎児の頃から発達する器官で、

生まれた頃には微妙な音の違いも

しっかりと聞き分けることができます。

言うまでもなく言葉の意味は伝わりませんが、

その背景にある思いはしっかりと伝わります。

先ほど述べた肌のスキンシップと同じく、

声をかけることによっても、赤ちゃんは

安心を感じることができます。

赤ちゃんへ声かけをするときは、

1. 少し高めの声で

2. ゆっくり

3. 抑揚をつけて

4. 言葉に合わせて体に触れる

この4つを大切にしています。

まぁ、大抵の場合、赤ちゃんに

話しかける時って、自然とこうなりますよね(笑

加えて、ぼくは娘に話しかけるとき、

なるべく正面から顔を合わせて、

目を見て話します。

触覚や聴覚に比べて発達の遅い「視覚」ですが、

それでも、視覚的なコミュニケーションも

軽んじてはいけません。

初めの1ヶ月は20cmほどの距離がぼんやり見える程度。

なので、ほどほどの距離で、

顔を見ながら話をしてあげましょう。

人の顔は、特に興味を引くようです。

いつも見る顔=安心できる人と認識したり、

お父さんやお母さんの違いが徐々にわかったり。

初めはキョロキョロと視線が定まらなくても、

少しずつ自分の意思で見る対象を認識し、

じっと見つめることができるようになります。

3.お家探検で、いろんなものを見聞きしよう

「触覚」、「聴覚」、「視覚」を使った複合的なコミュニケーションは、

お散歩がぴったり。とくに僕が実践しているのは、そこらじゅうを歩きながら、

色々なものを言葉で表現することです。

例えば、家の中。

私たちにとって見慣れた風景も、赤ちゃんにとっては探検そのもの。

抱っこしながら、あちこちを歩き回ります。

台所の小川、トイレの泉、お風呂の滝、物置ジャングル…。

それぞれの場所で、どんなものがあるか、どんな音がするのか、

言葉にしたり、音を出したりしながら、コミュニケーションをとります。

ちなみにうちの娘のお気に入りは、お風呂場やトイレ。

水の流れる音を聞くと、いつも落ち着いた様子を見せてくれます。

というわけで、生後1ヶ月間の娘との生活を振り返ってみました。

親のちょっとした心掛けが、子どもの成長を大きく助ける

ということを、改めて実感できますね。

しかし、常に良い行動をと意識すぎるあまり、

お父さん・お母さんが疲弊してしまっては本末転倒です。

そもそも、自分の子どもに対する愛情を持ってさえいれば、

自然と子どもにとっては安心できる時間になるもの。

子どもだけでなく、親子一緒に感じる幸せこそ、

何よりもの宝物です。

みなさんのご家庭では、生まれたばかりのお子さんとの時間は

どんな風に過ごしていますか(いましたか)?

おまけ

手作りのメリーで一緒に遊ぶぼくと娘。

軽くて安い「おはながみ(薄葉紙)」で作りました。

常に一定のリズムで動かすより、

うちわなどで不定期に動かすと

「うごいた、うごいた!」と、

足をバタバタして楽しそうに反応します。

娘の好みを探るため、色々なメリーを試行錯誤で

作っていますが、妻の方が完成度が高いです。

ぼくの手作りメリー
妻の手作りメリー

進藤(スタッフ)

ウッディプッディの営業課長。現在は育児休暇でお休み中。

【パパ育休 #2】コロナで再認識した、夫婦揃って育休を取ることの大切さ【スタッフブログ】

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

みなさんこんにちは。

営業課長(育休1ヶ月目)のしんどうです。

 

梅雨らしい天候が続きつつ、晴れた日は夏の到来を思わせるような暑さになる日も増えました。

 

どうか、熱中症などの体調管理に気をつけてお過ごしください。

 

里帰りしない、子育てをゼロから共有する夫婦2人のダブル育休

 

つい先日、国会で「改正育児・介護休業法」が可決されました。

 

これは男性の育休取得率を2025年までに30%まで引き上げることを目標に掲げたもので、特に注目を集めた内容は「企業は男女問わず社員に育休の意思を確認する義務がある」というものです。

 

合わせて、来年2022の秋頃には、男性にも最大4週間の産休が取得できる「男性版産休」の施行が想定されているとのこと。

 

うーん…。確かに、子育ての環境向上にとって着実な一歩ではあるかもしれません。ですが内容を見る限り、最終的な判断は企業に委ねられるため、全ての夫婦がしっかりと育休を取得できる…というわけではなさそうですね…。

 

現時点ではまだまだ、男性の育休取得率は低く、十分な子育ての環境が整っているとは言えません。その状況に輪をかけて、現在世界に蔓延するコロナは、子育てにも大きな影響を及ぼしています。

 

例えば「里帰り出産」もその一つ。出産前後で実家のサポートがあるなしでは、雲泥の差。近所ならまだしも、実家から遠く離れて暮らしている家庭にとっては、サポートが非常に限られてしまいまいます。

 

かくいう私たちしんどう夫婦も、実家はいずれも遠く離れており、この状況下ではとても里帰りはできません。両親は齢70を超え基礎疾患を持つため、ただでさえ体力がない中、コロナ感染のリスクも高めるようなことはできません。

 

なにより、おじいちゃんおばあちゃんに孫を抱っこさせてあげることもできない悔しさから、ただただ歯痒い気持ちが募ります…。

 

しかし、コロナになる前から「夫婦揃って育休を取得しよう!」と決めていたので、コロナによるさまざまな影響は受けているものの、しっかりと対応しながら子育てに専念することができてい流ように思えます。

 

もとより「妊娠、出産、育児まで、ゼロから二人で共有したい」という妻の強い要望があったため、コロナの産むに関わらず、2人で子育てに取り組む心構えができていました。むしろコロナによる様々な影響を目の当たりにするほど、夫婦でしっかりと育休を取り、力を合わせて子育てに専念することの重要性を再認識できています。

 

もし妻だけの産休を前提としていたら、コロナによって実家のサポートも受けられず、また私も子育てに十分な時間を割くことができず、妻と子どもへの負担が今よりずっと大きなものになってしまっていたのかもしれません…。

 

しかし、現にそのような状況下で子育てに奮闘する方々も、決して少なくないはず…。たとえコロナがあろうとなかろうと、1日も早く、男女分け隔てなく子育てに専念できる環境が整うことを願うばかりです。

 

会社では「おもちゃコンサルタント」という資格を生かし、保育やおもちゃのプロとして業務に携わってきた私ですが、こと自分の子どもとなると、一人の「パパ初心者」に他なりません。

 

妻を支えるために取得した育休のつもりが、もしかしたら僕が助けられてばかりになってしまう…なんてことにはならないよう、親子で一緒に頑張ろうと思います!

ライター:しんどう(スタッフ)

ウッディプッディの営業課長。おもちゃコンサルタント。2021年5月、第一子の誕生と同時に男性社員として初の育児休暇を取得。初めての子育てと育休についてつづっています。

新米おもちゃデザイナーの先生は、一歳の子どもたち?『はじめてのつみき おとつむ』開発ウラ話

 

 みなさんこんにちは!ウッディプッディのおもちゃデザイナー(育休中)の山本です!

 前回は初めてのスタッフブログで、ただの自己紹介ながら緊張して書きましたが、たくさんの方にお読みいただけて、とても嬉しいです!

 2回目となる本日は、ウッディプッディの大人気商品『おとつむ』が誕生した舞台裏を、ちょっとだけお見せしたいと思います。

初めてのおもちゃ作りは「音の見えるつみき」

https://www.youtube.com/watch?v=OwLZWj3ymCE

 このプロジェクトを担当したのは入社して間もない頃でしたので、先輩方のサポートなしでは到底成し得ませんでした。とにかく必死になって作っていたことを覚えています。

 おとつむを企画してた2016〜2017年当時は、小さなお子様向けに、振ると音のなるつみきが流行っていました。つみきの中が空洞になっていて、振ると「カラカラ」と可愛い音がするものが主流ですね。

 つみきが遊べるようになる1歳前後の子どもは急速に五感が発達する時期で、個人差はあるものの、特に音への関心が強くなる時期です。自分で掴んだり振ったりと、五感をフル活用する遊びは、子どもたちの成長に欠かせません。

 「音がするつみきはたくさんあるけど、みんなにもっと楽しんでもらうにはどうしたらいいだろう…?」

 「つみきは大きくなるまでずっと遊べるおもちゃだから、丈夫で長く遊べる方が親御さんも安心できるだろうな…」

 おもちゃデザイナーとして駆け出しの私にとって、おもちゃ作りは楽しい反面、乗り越えなければならない課題がたくさんでした。

 そんな中、ついに辿り着いた一つのコンセプトが「音の見えるつみき」でした。振るとつみきの一部が動いて、木のおもちゃならではの優しい音とともに、見た目の変化も楽しめます。触覚と聴覚に加えて、視覚で楽しむ要素が増えることで、もっと夢中になって遊んでもらえるのでは…?

 さっそくサンプルを作り、実際に小さなこどもたちに使ってもらうことに。結果は…、思った通り!音だけのラトル(振ると音がするおもちゃ)に対して、音の発生源が目で見てわかるラトルの方が、より夢中になって遊んでいました。

こどもたちが教えてくれた、おもちゃの「色」の大切さ

 

 この時、私たちが気づかなかったことをもう一つ、子どもたちが教えてくれました。それは、子どもたちは音より先に「色」に関心を示すことです。

 「おとつむ」はカラフルで可愛らしいつみきですが、当初はむしろ塗装を施さず、ナチュラルな木の見た目を活かしたおもちゃにするつもりでした。ナチュラルなつみきは、イメージに囚われず自由な型を作れる上、好みに左右されにくいので、当然これがいいだろうと思っていました。

 しかし、実際にそのおもちゃで遊ぶ子どもたちは、塗装のないつみきよりも、塗装のあるつみきの色に反応し、そこから掴んだり、振ったりと、本来の遊びに入っていきました。いくらつみきに工夫を重ねても、子どもたちに興味を持ってもらわないことには、なんの意味もありません。

 モニターの子どもたちから多くのことを学びながら改良を重ね、2017年9月、「はじめてのつみき おとつむ」として、私の作ったおもちゃが初めて世に出ました。 

 

お母さんになって感じること

 発売から3年以上過ぎ、今では多くのお客様にお楽しみいただいています。中には、遊んだ感想や気になった点などをレビューに丁寧に書いてくだるお客様も多く、とってもありがたいです…。

 そして何より、娘さん・息子さんが「気に入って毎日遊んでいますよ!」なんて素敵な言葉をいただくと、もう…感無量です。

 今だからおはなしできますが、実は発売直後はあまり売れ行きが好ましくない時期もあり、「ダメだったかな…」と焦る時期もありました。しかし、徐々にたくさんの方にご購入いただき、ご感想やレビュー、SNSでの投稿も増えていき、今では「開発して本当に良かった!」と感じています。

 そして母になった今、おもちゃの安全性や、発育に応じた工夫のありがたみを実感できるようになりました。大きなつみきなら早いうちから遊べるので、安全で長く遊べるものほど、愛着が湧いてきます。世の中には魅力的なおもちゃがたくさんありますが、たくさん買うと家の中が狭くなってしまうし、決して安いものではないし、子供にも一つ一つを大切にしてほしいので、「おとつむ」のように、一つのおもちゃでも色々な楽しさが含まれているとありがたいです。

 7か月になる息子くんと遊んでいると、やっぱり木玉が中に入っていて見えないラトルよりも、外にカタカタなるパーツがついていたり、くるくる回る仕掛けのあるラトルの方が食いつきがとてもよく長い時間遊んでいます。

 「やっぱり見える方が楽しいんだ〜」と眺めている時、ふと「私が作ったおとつむ…渡したらどんな反応するかな…?」という思いが浮かびました。

 というわけで、次回は「お母さんが作ったおもちゃを、実の息子くんに渡したら楽しんでもらえるのか!?」といった感じのテーマで書いてみたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

「はじめてのつみき おとつむ」

1歳頃から楽しめる「ふる」「ならべる」「つむ」遊びはもちろん、少し成長してからは「はめる」「形作り」「ごっこ遊び」もOK。小さな頃から、大きくなるまで、長く安心してお楽しみいただけるつみきです。

ご購入はこちら

ライター:やまもと(スタッフ)

ウッディプッディーのおもちゃデザイナー。現在は育児休暇中。

子どもの言い間違えを訂正する前に聞いてほしい「たった1つ」のこと

 2018年にある教育研究機関が小学生を持つ親に対して《自分の子供はどんな風に育ってほしい?》と調査したところ、50%以上の親が「思いやりのある子」と回答しました。次いで、「周りから好かれる子」「友達の多い子」など、全体的に良好な交友関係を築ける人間性が過半数を占めています。

 このように、昨今は他者とのコミュニケーションが重視される傾向があります。「他者」と言っても、コミュニケーションが始まるのは幼稚園や保育園ではありません。お父さん、お母さん、祖父母、兄弟姉妹など、生まれてから外に出るまで接する家族との時間が、その子どものコミュニケーション能力の基礎を築くと言っても過言ではありません。

 そんな親子のコミュニケーションに言及する様々な本や意見は世間に多々ありますが、今回私がみなさんにお伝えしたいのは、このたった1つだけのことです。

 それは「赤ちゃん言葉や言い間違えをすぐ訂正・否定しないであげてほしい」ということです。

 例えば、お子さんが人参のことを『ニンニン』、とうもろこしを『とうもころし』と言い間違えたときに、

「ニンニンじゃないよ、ニンジンだよ」

「とうもころしじゃなくて、とうもろこしでしょ!」

と、すぐに訂正することが多々あるかと思います。

 「正しく言葉を使えるようになってほしい」「将来この子が言い間違えて恥をかくかもしれない」そんな心配が頭をよぎる気持ちはとてもよく分かります(何を隠そう、上の2つは実際に私が自分の子どもに言ったセリフそのものだからです)。

 しかし、どうかその気持ちをぐっと堪えて、すぐさま否定することをちょっとだけ我慢してください。

 なぜなら、子どもにとって大好きでかけがえのないパパとママとのコミュニケーションは、私たち大人が思う以上に大切な時間なのです。そこで、頑張って覚えた言葉や表現を「それは違う!」「こう言いなさい」と、つど訂正されることによって、楽しい時間は一転、間違えたら怒られる、苦痛の時間となってしまうからです。

 しかし、いつまでも間違えたままというわけにも行きません。そんな時は、訂正や否定の代わりに、正しい表現で返答してあげましょう。先程の例の場合であれば、

「ニンジン、おいしそうだね〜!」

「ママ(パパ)にも、とうもろこしちょうだい!」

 こんな感じで全然OK!親との会話の楽しさが損なわれない上、その時間の中で徐々に正しい表現を身につけることができます。

「お話しするって楽しいな!」

『もっとお話ししたいな!」

 「コミュニケーション能力」なんて堅苦しい表現では難しく聞こえてしまうものの、詰まるところ子ども自身が他者との関わりを「楽しむ」ことが、冒頭で書いた「思いやりの心」を育てるなによりものエッセンスになります。

 そして、そのためには私たち大人にとっても子供との会話を楽しむ気持ちが欠かせません。先程あげた例の通り、私も自身の経験を振り返って「もっとこうすればよかったな」と思うことが多々あります。

 きっとこれを読んでくださる方は、言われるまでもなくお子さんとの日々を楽しく過ごせていらっしゃると思いますが、時々「言い方をすぐに否定していないかな」と意識していただけたら、嬉しいです。

ライター:藤野ゆか

2006年から7年間ベビーマッサージ資格スクールを運営、2013年からは抱っこセミナー、ママ起業セミナー、SNS活用セミナーなど全国で開催。
2017年から『抱っこ育児コミュニケーター講座』を開講し、抱っこ育児を伝える講師を育成中。また2020年より『スマホひとつで動画編集講座』を開講、毎回満席となっている。