コラム

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」?おままごとは”マネ”が豊富な学びの宝庫!

 

 みなさんは、なにかを「学ぶ」とき、どんな行動をとりますか?

 

 参考書を買って知識を取り入れる、アプリで発音の練習をする、Youtubeでプロの動画を見る、習い事をする…など、現代は多くの学習手段がありますね。

 

 しかし、いつの時代でも変わらない「学習」の本質をご存じでしょうか?答えはとってもシンプル。「真似」です。そして、これは大人だけでなく、生まれたばかりの子どもたちにとって非常に大切な習慣なのです。

 

「マネして学ぶ」は人間の体に備わった機能

 

 【ミラーニューロン】という言葉をご存じでしょうか。これは二十数年前に解明されたヒトに備わる脳機能の一つで、「他人がとった行動が、あたかも自分がとった行動かのように体が反応する」というもので、別名「ものまね細胞」とも呼ばれています。

 

 例えば、赤ちゃんには「言葉を話す」ことや、「感情を理解する」ことはできません。ですが、日々大人たちの行動や表情を見ながら育つうちに、少しずつ言葉が話せるようになったり、相手の感情を理解したりすることができるようになりますよね。

 

 「学ぶ」の語源が「真似ぶ(まねをする)」であるように、「マネ」とは学習に大切なもの、いや、学習そのものと言えます。

 

おままごとは「真似=学び」の宝庫!

 

「もうすぐできますよ~!」「ふ~ふ~しましょ!」

 

 わが子がおままごとのときに言うセリフは、お母さんである私の日常的な発言がそのまま反映されています。おままごとに限ったことではありませんが、日常的に目にする他人の行動を思い起こしながら遊ぶおままごとは、まさに「真似=学び」の宝庫です。

 

 周りの大人たちのように行動することは、子どもにとっては想像以上にワクワク・ドキドキするとてもエキサイティングな時間です。みなさんが子供の頃、お母さんがやお父さんがすることを、自分も真似してみたり、調理道具などを自分で使うときにドキドキしませんでしたか?きっと、お子さんも、そんなドキドキを感じながら、真似をしたり、遊んだりしているはずです。

 お子さんと一緒に遊ぶ際は、自分も子供の頃に戻った感覚で一緒に過ごすと、お子さんがどんなことにドキドキしながら過ごしているかが、よく見えてくるかもしれません。

 

真似は動作だけでなく、感情の豊かさを育てます

 

 「ありがとう!」「美味しい!」など、感情が反映された言動や行動は、子どもたちの情緒を育むうえで大切な要素です。「こういう時は嬉しいんだ!」「こういうことをすると、悲しかったり、イやな気持ちになるんだな」と、たとえ本人が無意識でも、大人の感情の変化を子どもたちはしっかり観察し、そして自分に投影しながら、様々な感情を学んでいきます。

 

 特に、自分がしたことで「誰かに喜んでもらえる」という経験は、老若男女問わずとっても嬉しい瞬間だと思います。おままごとは真似を通して多くの学びを習得できる時間ですので、ぜひお子さんに「誰かのために行動する」喜びを実感させてあげてください。

 

 料理のおままごとの時なら、ご飯やスープをよそってもらったときに「ありがとう!美味しそうだね!」「いただきます!」という、ごく自然な会話でも十分お子さんには喜びが伝わると思います。そんな時、心は幸福感に満たされ、穏やかな心が育まれ、おままごとの中だけでなく、実際の生活でも大らかな気持ちで過ごすことができると思います。

 

想像しながら真似る行為は、やがて創造する力になる

 

 昨今、よく子どもたちには≪創造する力≫が大事といわれることが多いように思えます。

 

 ですが、冒頭でご紹介したミラーニューロンのように、これはもともと子どもたちに十分備わっている能力なので、大人が一から十まで準備をしなくても、自然と育まれるものなのです。

 

 遊びの中で、そして日常生活の中で、「今この子はどんなことを見て、どんなことを思っているんだろう?」「あのお鍋をかき混ぜながら、あの子の目にはどんな料理が映っているんだろう?」「そもそも、料理じゃないのかも?」と、お子さんが頭の中でどんな世界を繰り広げているかを考えながら、観察してみてください。

 

 大人にとっても、想像する時間はワクワク・ドキドキがあふれていて、今まで気づかなかったお子さんの感性が見つかるかもしれませんよ!

 

今安 志保 Shiho Imayasu

ピアニスト/脚本/ラジオパーソナリティ
脳科学的根拠と⼼理学的根拠を得意の⾳楽学で紐解き、38 年1万5千組以上の親⼦に対 して“笑顔の解決”を促してきた実績より、“⾚ちゃんの笑顔ソムリエ”の称号を授与される。⾮認知能⼒を育む『啓育』の実践者として、胎児から始まる乳幼児教育の第⼀⼈者。

【おもちゃデザイナー子育て】#1 おもちゃデザイナーお母さんになる【新米ママ】

ウッディプッディコラムをご覧いただいているみなさま、初めまして!

ウッディプッディで商品企画を担当している山本多代子と申します。

現在は6か月になるわが子とともに育休中なのですが、本日より時々、スタッフブログを書かせていただくことになりました。

私のブログでは、育休中の子育てのことに加えて、デザイナーの立場から、あんな商品やこんな商品の開発秘話などを、みなさまにこっそりお伝えしていきたいなと思っています。

今日はその第一回目として、わたくし山本について、カンタンに自己紹介をします!

昔から絵を描いたり紙で何かを作ったりするのが大好きな子どもだった私が、おもちゃのデザインを好きになったのは、専門学校の課題で取り組んだことがきっかけです。

その課題ではクレヨンやブロックなどを作成したのですが、おもちゃ作りを通して「子供の発想力ってこんなに自由で面白いんだなぁ~!」と感動したことを今でも覚えています。

実際に保育園へお邪魔して子供たちと一緒に遊んだり、卒業制作展で私のブロックモデルで小さいお子さんがずっと真剣に遊んでくれている様子を見たりするうちに、

「デザイナーになって、もっとたくさんの子どもたちに喜んでもらえる素敵なおもちゃを作りたい!」

という思いが募り募って、おもちゃデザイナーになることを決心しました。

学生時代からおもちゃに興味はあったものの、その頃は新卒でおもちゃデザイナーの求人はなかったため、まずは経験を積むために、学校求人にあった大阪の化粧品会社へ就職しました。

その後、今の旦那さんと一緒に住む事になり、兵庫で転職先を探している時に、たまたまウッディプッディに出会いました。

木製玩具に特化していて、とても温かみがあって素敵な商品ばかりだったため、学生時代からの憧れもあり、「ここでおもちゃを作りたい!」と思い、面接に臨みました。

昔からおもちゃ作りの仕事に対する思いが人一倍強かったこともあり、入社が決まった時は旦那と2人でとても喜んでいたことを覚えています。

入社してからこれまでに、「おとつむ」「さかなつリバーシ」「スウィーツセット」「ウッディカメラ」などを担当してきました。

企画開発の業務は、市場のおもちゃの研究から新規・リニューアル商品の企画、おもちゃの設計、イラスト、パッケージのデザインなど、おもちゃ作りに関わる全ての作業を行います。

「おもちゃのデザイナーってとにかく楽しいんだろうなぁ!」と思い入社しましたが、実際は苦悩苦悩の毎日でした…。

小さいこども達に安心して遊んでもらうために、おもちゃには数々の決まりがあり(玩具基準ST)、これを守りつつデザインも可愛くして…できる限りお求めやすい価格にもしたいからコストも抑えて…こども達が喜んでくれるデザイン…と、悩みに悩みながら、一つ一つ商品を作っています。

そんな苦悩の連続の末に生み出されたおもちゃですが、お客様に買って頂いて、「子どもたちが楽しく遊んでいます!」などの感想を頂くと、「頑張って作ってよかった~!」と苦労が報われます。おもちゃデザイナーとして一番嬉しい瞬間ですね。

時々、インスタで自分の作ったおもちゃで遊ぶお子様たちの写真を見つけては、毎度ニヤニヤとしています♪

そして入社して4年半、ついに私も一児の母になりました。

よりたくさんのお客様に遊んでもらうことはもちろんですが、これからは息子くんに私がデザインしたおもちゃや手作りのおもちゃで遊んでもらう事が何よりもの楽しみです!

息子くんはおもちゃを気に入ってくれるだろうかと、ドキドキします(笑

これから息子くんがおもちゃとどう接してくれるのか今から楽しみです!

長々とお付き合いありがとうございました。

こんな新米ママですが、今後ともどうぞよろしくお願いします!

この記事を書いた人:山本多代子

ウッディプッディでおもちゃデザイナーを担当しています。2020年10月より育休中をとり、初めての子育てに奮闘中です。担当した主なおもちゃ:おとつむ、スウィーツセット、さかなつリバーシなど。

初めてのおままごとは何歳から?知育効果と遊び方

おままごとはまだ早いかな?ちゃんと遊べなさそうだし…。

興味あるみたいだけど男の子だからおままごとセットはいらないかな…?

 

月齢や性別でそのように感じることがあるかもしれません。特に、おままごとが好きな男の子のお母さんから、「男の子だしおままごとを買ってあげるか悩む」という話をよく聞きます。

 

しかし、おままごとは性別問わず、1歳前後から小学生になってもずっと楽しめる知育遊びです。子供の知育玩具、子供の遊びとして知育効果は抜群です。早速、子供と一緒に始めてみましょう。

おままごとは1歳前からでも始められる

現在3歳になる娘は、1歳前からおままごとが大好きです。

 

初めてのおままごととの出会いは児童館でした。児童館に行くと必ずあるのがおままごとセット。キッチンや食べ物、お皿、お鍋などのセットがたくさん置いてあります。

 

必ずと言っていいほど、おままごとの野菜や果物に興味を示して、手に持っていました。それは娘だけでなく、月齢が近い他の赤ちゃんもたいてい寄ってきて取っ替え引っ替え遊んでいました。

 

野菜や果物のカラフルな色が赤ちゃんの目を引くのだと思います。

おままごとの3つの知育効果と遊び方

1歳前後のおままごとの知育効果は、以下の3点が挙げられます。

娘の成長の過程で感じたおままごとの知育効果と遊び方を紹介します。

 

1.野菜や果物、色を覚えられる

2.手先の発達につながる

3.コミュニケーション力につながる

1. 野菜や果物、色を覚えられる

おままごとの野菜や果物、色など1つずつ名前を言いながら、子供に渡してあげるだけでも、しっかりとした知育効果があります。

食べ物を覚えることは今後食育にも発展していきます。

また、子供は言葉を話さない時でも言葉をしっかりと聞いています。

「りんごはどれ?」「赤はどれ?」など質問して、子供に指差して答えてもらうという方法もあります。指差は成長過程の一つです。

2. 手先の発達につながる

野菜や果物など持ったり触ったりするだけでも手先の知育が出来ます。赤ちゃんの時から手先を使うことは、脳の活性化に良いと言われています。

 

特にウッディプッディのおままごとは、木製です。プラスチックよりも木のぬくもりは赤ちゃんにとって心地良いですよね。また中に磁石が埋め込まれています。磁石が埋め込まれていることで、食べ物(磁石)をくっ付けたり外したりする楽しみがあります。磁石がくっ付いたり外れたりする手の感触は手先の発達につながります。

3. コミュニケーション力につながる

1歳半前後だとまだまだしっかりと話せませんが、簡単な一言だったら言えるようになる時期でもあります。

野菜や果物の受け渡しは「どうぞ」「ありがとう」など簡単な言葉のやりとりでコミュニケーション力や語彙力を少しずつ増やす効果もあります。

まとめ. おままごとは1歳でも楽しく遊べる!

1歳前後だと出来ることは限られていますが、それでも少しずつ色々なものに興味を示してくる時期です。

 

赤や緑などカラフルな野菜などのおままごとの食べ物は、目を引きます。そこから、これはなんだろう?と好奇心が旺盛になります。

そんな時に、一緒に遊んであげれば子供の興味関心、好奇心、発育の手助けになります。

 

おままごとはお家でいつでも遊べるものです。おままごとを通して子供の成長を見守ることはとても楽しいことです。

 

最初は手で握ることしかできなかったのに、成長とともにおままごとの遊び方も進化して、料理を作ったり、レストランごっこをしたり幅が広がります。

子供の成長に合わせておままごとセットを増やすのも楽しいと思います。

 

おままごとデビューしてはいかがでしょうか?

節子日記

知育ブロガー・インスタグラマー。3歳児を子育て中。6学年先の学習をやっている我が子の子育て経験をもとに、幼児教材・知育玩具・絵本など幼児教育に関することを発信中。子供と向き合い子供の可能性を引き出すことに活かしてもらえるような投稿を運営。

ブログ:

https://setsukodiary.com/

インスタグラム:

https://www.instagram.com/setsukodiary/

男の子だっておままごとが好き!楽しい記憶と新たな発想を紡ぐおままごと遊び

私たちのところに、ウッディプッディの『スウィーツセット』が届いてから、子どもたちが以前より、友達同士のコミュニケーションが増え、さらに低年齢の子どもでも遊びやすいことから、集中して遊ぶ時間が長くなったと感じることが増えてきました。

今回は、そんな子どもたちのおもちゃで遊ぶ姿を見ていて感じたことについて、皆様にご紹介させて頂きたいと思います。

男の子だって、おままごとが好きなんです!

男の子に大人気のプラレールやブロックですが、キッズプラスにおいては、これらに匹敵する男子の人気を誇る遊びが、意外にも「おままごと」なのです。私たちの施設を利用する子どもたちの大半は男の子なのですが、自由遊びの時間、子ども達に何をして遊びたいかを聞くのですが、週の半分以上は「おままごと!」という声が聞かれます。

ある日、一人の男の子が「先生どのケーキが好き?」と聞いてくれたので「チョコレートケーキが好き!」と言うと「このケーキはな、いーっぱいチョコレートが入ってるねんで!」と教えてくれ、次に「このケーキはチーズがいっぱい入ってる!ほんで焼いて作るねん!」とチーズケーキを紹介してくれました。「あとは砂糖も入ってる」と実際食べて感じた甘さや、ママが教えてくれた作り方という記憶から他にもいろんなケーキの作り方を教えてくれました。

おままごとでは、実際の生活で体験したものだからこその発想や、遊びの展開が生まれるんだなと、その子の話を聞いて感じました。また、その時ママと話したことや、一緒に美味しいケーキを食べた時ことなど、おままごとによって楽しい記憶が次々に湧いてくるようで、そんな彼らの活き活きと遊ぶ様子を見みて、こちらまで嬉しくなってしまいました。

別の日には、ある小学生の男の子がケーキに興味を持ち、ケーキをじーっと見てどのようにして遊ぼうか考えている姿が見られました。傍で様子を見ていると、ケーキを横一列に並べたり、縦にどんどん積み上げたり、少しするとトラックのおもちゃにケーキを運んで遊んでいました。普段からおままごとが好きな子なので、その後もお弁当箱に詰めたり、トレイに並べるなどいろんな遊び方を楽しむ姿が見られました。

黙々と集中して長時間遊んでいて、少しの間来所して自由遊びになると「ケーキちょうだい!」とケーキのおもちゃを要求して夢中で遊ぶ日が続きました。スタッフにどうぞしたり、自分でもぐもぐ食べたりと、おままごとならではのコミュニケーションや、そこから様々な言葉を紡ぎだして楽しんでいる姿を見て、とっても嬉しい気持ちになったことをよく覚えています。

箱だって立派なおもちゃ!

ある日、男女のグループがケーキ屋さんごっこをして遊んでいました。ケーキを全部並べて「いらっしゃいませー」、「これくださーい」などとやりとりをして遊んでいる様子が見られ、「楽しそうに遊んでいるなー」と様子を見ていました。

しばらくすると、ケーキが入っている箱に車や近くにあったおもちゃを入れて「じゃーん!」と見せたり、何が入っているかをクイズ形式で遊んだりと、おもちゃ本体だけでなく、おもちゃの箱が遊びの主役になっているときもありました。

ウッディプッディのおもちゃの箱はしっかりとした作りになっているので、みんながそれぞれに新しい遊びを生み出していることがおもしろく、しばらく眺めていました。

まさか、箱一つであんなにたくさんの遊び方を生み出して、みんなで楽しめるとは…。本当に子どもの遊びは無限ですね。日々、大人には思いもしない発想にビックリさせられます。

その後も、ケーキが入っている箱に他におもちゃを入れて運んだり、クイズを出す遊びが続き今現在もよく見られます。とにかく彼らの発想がおもしろくて、しばらくスタッフ間でその話で持ち切りになりました。

これからもケーキのおもちゃから、予想外の発想や、友だち同士の関わり、新たな遊び方が出てきそうです。

ライター:キッズプラス

児童発達支援・放課後等デイサービス 発達に支援が必要でもそうでなくても、 特別ではなく「子ども」として捉え 「あたりまえ」の毎日を積み重ねていくことを 一番大切にしています。 子どもたちに言葉だけではない表現の方法を伝え、一緒に「やった!できた!」を積み重ねていくためのカリキュラムとしてキッズプラスでは「アートデザイン療法」というオリジナルのカリキュラムを行っています。
https://www.motherplus.net/kidsplus/

【ごっこ遊び】孫の成長が間近で見られる、私の幸せなひと時 – 白水千雅

みなさんのご家庭では、お子様とごっこ遊びをすることはありますか?

子どもは平均1歳6か月頃から、実際に経験したことを思い浮かべたり、物事を別のものに置き換えて想像したりできるようになるそうです。

ごっこ遊びは、そうした子どもの成長が見える機会でもあり、さらに子どもの成長を促す遊びでもあります。

我が家では、孫が2歳になった頃から頻繁にごっこ遊びをすることが増えたのですが、そこには嬉しい発見がたくさんありました。

孫の成長が、手に取るように感じられた

アイスクリームが好きな私の孫は、ウッディプッディの「アイスクリームセット」が大のお気に入りで、毎日のように遊んでいます。

「いらっしゃいませ~」

「どうぞ~」

と、はじめは大人が言うことを繰り返すばかりでした。

しかし3カ月も経たないうちに、大人がいなくても、お店屋さんになりきってお友達とスムーズなやり取りができるようになり、その語彙力とコミュニケーション力の向上にはとても驚かされました。

「いくつにしますか?」

「○○円になります!」

など、日ごろお店で見聞きしていることが、おままごと遊びを通して再現されるようになりました。

「これ、なあに?」は、世界が広がる大切なきっかけに

さらに「何してんの?」「これなあに?」と、マネだけではモノ足りず、自分で興味を持ったことには進んで質問をするようにもなりました。

どうやら、日ごろの経験をごっこ遊びで再現し、そこで分からなったことや興味を持ったことについてたくさん質問をし、どんどんと見識を広めているようです。

そんな孫の様子を見ているうちに、子どもの質問には、作業の手を一旦止めてでもしっかり答えてあげることが大切なんだなと思うようになりました。

言葉を工夫して、いろんな言葉に触れさせています

子どもに何かを質問されたとき、私は毎回違う言葉で答えるようにしています。遊びを通してたくさんの言葉に触れられると、子どものコミュニケーションの幅がどんどん広がります。

特に、会話が生まれる言い方がおススメです。例えば、「食べる?」と聞かれたら、「食べる」とか「下さい」だけでなく、「どんなのがあるの?」「チョコレートもある?」のように。「いちごもあるね」「いちごは何色?」など、自由に話題を広げて会話を楽しみましょう。

ごっこ遊びは、孫の成長が感じられる幸せな時間

ごっこ遊びは、家族間のコミュニケーションが深まる遊びです。兄弟や両親にとどまらず、祖父母や曾祖父母まで、世代を超えてみんなで楽しめる遊びはそうそうありません。

私自身にとってごっこ遊びは、一人のおばあちゃんとして、孫の成長がじっくりと見て取れる、とっても幸せな時間です。

ごっこ遊びには、やっぱり木のおもちゃ

孫のお気に入りのアイスクリームセットは、実は私のお気に入りでもあります。

楽しく遊べることはもちろんですが、木のおもちゃはナチュラルなインテリアにも馴染むデザインなのが大人目線での嬉しいところ。

お気に入りのおもちゃは、いつでも出せる場所に置いておきたいものですが、我が家ではむしろ、インテリアの一つとしてお部屋に飾っています。

孫には天然素材の優しい温かみに触れならが、楽しく遊び、どんどん成長してほしいと思っています。

白水千雅(はくすい ちか)

一般社団法人 健康促進未病改善医学会 日本妊活セラピスト学部長。セラピスト歴28年。

社会人時代、テニス女子日本ランキング100位いないのトップアスリートとして活躍し、心身共に健康な生き方を学ぶ。その後、女性に特化した健康と美容を保つエステサロンを開業。

現在は妊活〜産後〜更年期の女性の健康と美を保つケアを普及すべく活動する傍ら、自身の経験を元に「子育て論」の講演活動も行う。

ママ一年生の保育士が感じたコロナ禍で子育てしてよかったこと

私は都内で保育士をしながら、1歳2ヶ月の子どもを育てるママです。

「おもちゃコンサルタント」というおもちゃの資格を保有するほど、私自身おもちゃや遊びが大好きなので、育児にも親子で一緒に楽しめる遊びを取り入れようと日々奮闘しています!  

職業柄、昔から赤ちゃんや子どもと接している私でさえ、自分の子育ては初めてのママ一年生。

ただでさえ不安いっぱいな状況に加えて、2020年からはコロナというこれまでにない状況となりました。 

先が見えずマイナスな事ばかり考えがちですが、今回はあえて「コロナ禍で子育てして良かったこと」をお話ししたいと思います。 

これから出産を控えているママや、不安や悩みを抱えながら育児をしているママへ。

大変なことももちろんありましたが、良いこともたくさんありましたよ! 

新型コロナウィルスによる予想外の育児がスタート

2020年1月の始め頃に、私の息子が生まれました。 

当時、コロナはまだ他の国の話。今と違って立ち会い出産も里帰りもすることも全然問題なくできていたのに、まさかこんな世界になるとは夢にも思っていませんでした。 

新生児期が終わり、都内の自宅へ帰ろうと思っていた矢先、非常事態宣言によって、思うように外に出られなくなってしまいました

夫も早い段階で在宅勤務に変わったため、 それならばと、夫も私と息子がいる千葉の海沿いの実家へ身を寄せ、家族3人と私の両親との生活が始まりました。 

夫と両親に支えられた子育てはやっぱり心強い!

コロナ以前は、知り合いがほぼいない都内でワンオペの育児をする予定でした。しかしコロナによって、思いがけず夫と両親と一緒に子育てできたことは、とても心強かったです。 

田んぼ道をベビーカーで散歩したり、気分転換に庭にテントを出してリモートワークをする夫とその隣で遊ぶ息子を眺めたり…。

小さな幸せを感じるゆっくりとした時間を過ごしました。 

息子の成長していく姿をみんなで見ることができたことは、私たち家族にとって大切な思い出となりました。 

コロナ禍であらためて感じた人との繋がりの重要性

自宅に戻った頃には、少しずつの予約制ではありましたが、児童館や子育てサロンも開放されるようになっていました。

利用人数が制限されている分、スタッフの方は気軽に声をかけてくれました。おかげで自分のリフレッシュになったし、家とは違うおもちゃや絵本を子どもと楽しんだりと、思い切って外に出るのもいいなと感じました。 

また、急速に進んだオンライン化をきっかけに、同じくらいの月齢の子どもを持つママが集まるオンラインサロンに参加してみました。全国にママ友ができたことや、zoomを使って気軽におしゃべりができるようになったことは、コロナ禍ならではのご縁であり、利点だったと思います。 

ベビーマッサージや離乳食のこと、赤ちゃんの成長のことなど、さまざまな内容をオンラインで専門の方に教わることができ、ママとしても保育士としてもとても勉強になり、人と話すことの大切さを実感する日々でした。 

育児で迷ったり悩んだりしたときには、ウェブ検索をして悶々とするよりも、オンラインで人と繋がり話しをすると気持ちも楽になるのでオススメです! 

いまだからこそやってみた!全国の人と繋がれるオンライン保育

そんな私も先日、オンラインサロンを主催しているママにお願いされて、初めてオンライン保育を行いました。 

内容は、いつも保育士として保育園で行っているように、歌を歌ったり、体操をしたり、製作をしたりと約30組の親子と一緒に遊びました。 

いつも目の前にいる子どもとやっていることを、画面上で再現するのは難しい! 

とはいえ、画面の向こうの楽しそうなママと子どもの表情が見れたときには、勇気を出してやってみてよかったなと感じました。 

いま自分にできること、いまできることで人と繋がること。そんな気持ちを大切に、これからも過ごしていきたいと思います。 

友だちや遠くに住む家族とは気軽に会えなくなり、寂しい思いもありますが、新しい出会いや発見もたくさんあったこの一年。 

どれくらい長く続くかはわかりませんが、”コロナのせいで” と思うよりも、”今だからできること” を見つけて前向きに過ごしていきたいですね。 

【遊びの一口メモ】入れたり出したりが上手になる1歳ごろ

最後に、最近のウッディプッディのおもちゃを使ったわが家での遊びをご紹介します! 

1歳頃から、「はじめての食育 もぐもぐフルーツセット」でうさぎさんにフルーツを食べさせてあげるようになりました。 

入れたり出したりするのが上手になるこの時期。ママがお手本になってまずやってみると真似してお口に持っていってあげる姿が見られます! おままごと遊びへの第一歩♪ 

ライター:齊藤由佳子

保育士。おもちゃコンサルタント。一児の母。「あそびのマルシェ」において、親子で一緒に楽しめるおもちゃを使った遊び方を伝える。