WOODY PUDDY

ウッディプッディコラム

新米おもちゃデザイナーの先生は、一歳の子どもたち?『はじめてのつみき おとつむ』開発ウラ話

 

 みなさんこんにちは!ウッディプッディのおもちゃデザイナー(育休中)の山本です!

 前回は初めてのスタッフブログで、ただの自己紹介ながら緊張して書きましたが、たくさんの方にお読みいただけて、とても嬉しいです!

 2回目となる本日は、ウッディプッディの大人気商品『おとつむ』が誕生した舞台裏を、ちょっとだけお見せしたいと思います。

初めてのおもちゃ作りは「音の見えるつみき」

https://www.youtube.com/watch?v=OwLZWj3ymCE

 このプロジェクトを担当したのは入社して間もない頃でしたので、先輩方のサポートなしでは到底成し得ませんでした。とにかく必死になって作っていたことを覚えています。

 おとつむを企画してた2016〜2017年当時は、小さなお子様向けに、振ると音のなるつみきが流行っていました。つみきの中が空洞になっていて、振ると「カラカラ」と可愛い音がするものが主流ですね。

 つみきが遊べるようになる1歳前後の子どもは急速に五感が発達する時期で、個人差はあるものの、特に音への関心が強くなる時期です。自分で掴んだり振ったりと、五感をフル活用する遊びは、子どもたちの成長に欠かせません。

 「音がするつみきはたくさんあるけど、みんなにもっと楽しんでもらうにはどうしたらいいだろう…?」

 「つみきは大きくなるまでずっと遊べるおもちゃだから、丈夫で長く遊べる方が親御さんも安心できるだろうな…」

 おもちゃデザイナーとして駆け出しの私にとって、おもちゃ作りは楽しい反面、乗り越えなければならない課題がたくさんでした。

 そんな中、ついに辿り着いた一つのコンセプトが「音の見えるつみき」でした。振るとつみきの一部が動いて、木のおもちゃならではの優しい音とともに、見た目の変化も楽しめます。触覚と聴覚に加えて、視覚で楽しむ要素が増えることで、もっと夢中になって遊んでもらえるのでは…?

 さっそくサンプルを作り、実際に小さなこどもたちに使ってもらうことに。結果は…、思った通り!音だけのラトル(振ると音がするおもちゃ)に対して、音の発生源が目で見てわかるラトルの方が、より夢中になって遊んでいました。

こどもたちが教えてくれた、おもちゃの「色」の大切さ

 

 この時、私たちが気づかなかったことをもう一つ、子どもたちが教えてくれました。それは、子どもたちは音より先に「色」に関心を示すことです。

 「おとつむ」はカラフルで可愛らしいつみきですが、当初はむしろ塗装を施さず、ナチュラルな木の見た目を活かしたおもちゃにするつもりでした。ナチュラルなつみきは、イメージに囚われず自由な型を作れる上、好みに左右されにくいので、当然これがいいだろうと思っていました。

 しかし、実際にそのおもちゃで遊ぶ子どもたちは、塗装のないつみきよりも、塗装のあるつみきの色に反応し、そこから掴んだり、振ったりと、本来の遊びに入っていきました。いくらつみきに工夫を重ねても、子どもたちに興味を持ってもらわないことには、なんの意味もありません。

 モニターの子どもたちから多くのことを学びながら改良を重ね、2017年9月、「はじめてのつみき おとつむ」として、私の作ったおもちゃが初めて世に出ました。 

 

お母さんになって感じること

 発売から3年以上過ぎ、今では多くのお客様にお楽しみいただいています。中には、遊んだ感想や気になった点などをレビューに丁寧に書いてくだるお客様も多く、とってもありがたいです…。

 そして何より、娘さん・息子さんが「気に入って毎日遊んでいますよ!」なんて素敵な言葉をいただくと、もう…感無量です。

 今だからおはなしできますが、実は発売直後はあまり売れ行きが好ましくない時期もあり、「ダメだったかな…」と焦る時期もありました。しかし、徐々にたくさんの方にご購入いただき、ご感想やレビュー、SNSでの投稿も増えていき、今では「開発して本当に良かった!」と感じています。

 そして母になった今、おもちゃの安全性や、発育に応じた工夫のありがたみを実感できるようになりました。大きなつみきなら早いうちから遊べるので、安全で長く遊べるものほど、愛着が湧いてきます。世の中には魅力的なおもちゃがたくさんありますが、たくさん買うと家の中が狭くなってしまうし、決して安いものではないし、子供にも一つ一つを大切にしてほしいので、「おとつむ」のように、一つのおもちゃでも色々な楽しさが含まれているとありがたいです。

 7か月になる息子くんと遊んでいると、やっぱり木玉が中に入っていて見えないラトルよりも、外にカタカタなるパーツがついていたり、くるくる回る仕掛けのあるラトルの方が食いつきがとてもよく長い時間遊んでいます。

 「やっぱり見える方が楽しいんだ〜」と眺めている時、ふと「私が作ったおとつむ…渡したらどんな反応するかな…?」という思いが浮かびました。

 というわけで、次回は「お母さんが作ったおもちゃを、実の息子くんに渡したら楽しんでもらえるのか!?」といった感じのテーマで書いてみたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

「はじめてのつみき おとつむ」

1歳頃から楽しめる「ふる」「ならべる」「つむ」遊びはもちろん、少し成長してからは「はめる」「形作り」「ごっこ遊び」もOK。小さな頃から、大きくなるまで、長く安心してお楽しみいただけるつみきです。

ご購入はこちら

ライター:やまもと(スタッフ)

ウッディプッディーのおもちゃデザイナー。現在は育児休暇中。

子どもの言い間違えを訂正する前に聞いてほしい「たった1つ」のこと

 2018年にある教育研究機関が小学生を持つ親に対して《自分の子供はどんな風に育ってほしい?》と調査したところ、50%以上の親が「思いやりのある子」と回答しました。次いで、「周りから好かれる子」「友達の多い子」など、全体的に良好な交友関係を築ける人間性が過半数を占めています。

 このように、昨今は他者とのコミュニケーションが重視される傾向があります。「他者」と言っても、コミュニケーションが始まるのは幼稚園や保育園ではありません。お父さん、お母さん、祖父母、兄弟姉妹など、生まれてから外に出るまで接する家族との時間が、その子どものコミュニケーション能力の基礎を築くと言っても過言ではありません。

 そんな親子のコミュニケーションに言及する様々な本や意見は世間に多々ありますが、今回私がみなさんにお伝えしたいのは、このたった1つだけのことです。

 それは「赤ちゃん言葉や言い間違えをすぐ訂正・否定しないであげてほしい」ということです。

 例えば、お子さんが人参のことを『ニンニン』、とうもろこしを『とうもころし』と言い間違えたときに、

「ニンニンじゃないよ、ニンジンだよ」

「とうもころしじゃなくて、とうもろこしでしょ!」

と、すぐに訂正することが多々あるかと思います。

 「正しく言葉を使えるようになってほしい」「将来この子が言い間違えて恥をかくかもしれない」そんな心配が頭をよぎる気持ちはとてもよく分かります(何を隠そう、上の2つは実際に私が自分の子どもに言ったセリフそのものだからです)。

 しかし、どうかその気持ちをぐっと堪えて、すぐさま否定することをちょっとだけ我慢してください。

 なぜなら、子どもにとって大好きでかけがえのないパパとママとのコミュニケーションは、私たち大人が思う以上に大切な時間なのです。そこで、頑張って覚えた言葉や表現を「それは違う!」「こう言いなさい」と、つど訂正されることによって、楽しい時間は一転、間違えたら怒られる、苦痛の時間となってしまうからです。

 しかし、いつまでも間違えたままというわけにも行きません。そんな時は、訂正や否定の代わりに、正しい表現で返答してあげましょう。先程の例の場合であれば、

「ニンジン、おいしそうだね〜!」

「ママ(パパ)にも、とうもろこしちょうだい!」

 こんな感じで全然OK!親との会話の楽しさが損なわれない上、その時間の中で徐々に正しい表現を身につけることができます。

「お話しするって楽しいな!」

『もっとお話ししたいな!」

 「コミュニケーション能力」なんて堅苦しい表現では難しく聞こえてしまうものの、詰まるところ子ども自身が他者との関わりを「楽しむ」ことが、冒頭で書いた「思いやりの心」を育てるなによりものエッセンスになります。

 そして、そのためには私たち大人にとっても子供との会話を楽しむ気持ちが欠かせません。先程あげた例の通り、私も自身の経験を振り返って「もっとこうすればよかったな」と思うことが多々あります。

 きっとこれを読んでくださる方は、言われるまでもなくお子さんとの日々を楽しく過ごせていらっしゃると思いますが、時々「言い方をすぐに否定していないかな」と意識していただけたら、嬉しいです。

ライター:藤野ゆか

2006年から7年間ベビーマッサージ資格スクールを運営、2013年からは抱っこセミナー、ママ起業セミナー、SNS活用セミナーなど全国で開催。
2017年から『抱っこ育児コミュニケーター講座』を開講し、抱っこ育児を伝える講師を育成中。また2020年より『スマホひとつで動画編集講座』を開講、毎回満席となっている。

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」?おままごとは”マネ”が豊富な学びの宝庫!

 

 みなさんは、なにかを「学ぶ」とき、どんな行動をとりますか?

 

 参考書を買って知識を取り入れる、アプリで発音の練習をする、Youtubeでプロの動画を見る、習い事をする…など、現代は多くの学習手段がありますね。

 

 しかし、いつの時代でも変わらない「学習」の本質をご存じでしょうか?答えはとってもシンプル。「真似」です。そして、これは大人だけでなく、生まれたばかりの子どもたちにとって非常に大切な習慣なのです。

 

「マネして学ぶ」は人間の体に備わった機能

 

 【ミラーニューロン】という言葉をご存じでしょうか。これは二十数年前に解明されたヒトに備わる脳機能の一つで、「他人がとった行動が、あたかも自分がとった行動かのように体が反応する」というもので、別名「ものまね細胞」とも呼ばれています。

 

 例えば、赤ちゃんには「言葉を話す」ことや、「感情を理解する」ことはできません。ですが、日々大人たちの行動や表情を見ながら育つうちに、少しずつ言葉が話せるようになったり、相手の感情を理解したりすることができるようになりますよね。

 

 「学ぶ」の語源が「真似ぶ(まねをする)」であるように、「マネ」とは学習に大切なもの、いや、学習そのものと言えます。

 

おままごとは「真似=学び」の宝庫!

 

「もうすぐできますよ~!」「ふ~ふ~しましょ!」

 

 わが子がおままごとのときに言うセリフは、お母さんである私の日常的な発言がそのまま反映されています。おままごとに限ったことではありませんが、日常的に目にする他人の行動を思い起こしながら遊ぶおままごとは、まさに「真似=学び」の宝庫です。

 

 周りの大人たちのように行動することは、子どもにとっては想像以上にワクワク・ドキドキするとてもエキサイティングな時間です。みなさんが子供の頃、お母さんがやお父さんがすることを、自分も真似してみたり、調理道具などを自分で使うときにドキドキしませんでしたか?きっと、お子さんも、そんなドキドキを感じながら、真似をしたり、遊んだりしているはずです。

 お子さんと一緒に遊ぶ際は、自分も子供の頃に戻った感覚で一緒に過ごすと、お子さんがどんなことにドキドキしながら過ごしているかが、よく見えてくるかもしれません。

 

真似は動作だけでなく、感情の豊かさを育てます

 

 「ありがとう!」「美味しい!」など、感情が反映された言動や行動は、子どもたちの情緒を育むうえで大切な要素です。「こういう時は嬉しいんだ!」「こういうことをすると、悲しかったり、イやな気持ちになるんだな」と、たとえ本人が無意識でも、大人の感情の変化を子どもたちはしっかり観察し、そして自分に投影しながら、様々な感情を学んでいきます。

 

 特に、自分がしたことで「誰かに喜んでもらえる」という経験は、老若男女問わずとっても嬉しい瞬間だと思います。おままごとは真似を通して多くの学びを習得できる時間ですので、ぜひお子さんに「誰かのために行動する」喜びを実感させてあげてください。

 

 料理のおままごとの時なら、ご飯やスープをよそってもらったときに「ありがとう!美味しそうだね!」「いただきます!」という、ごく自然な会話でも十分お子さんには喜びが伝わると思います。そんな時、心は幸福感に満たされ、穏やかな心が育まれ、おままごとの中だけでなく、実際の生活でも大らかな気持ちで過ごすことができると思います。

 

想像しながら真似る行為は、やがて創造する力になる

 

 昨今、よく子どもたちには≪創造する力≫が大事といわれることが多いように思えます。

 

 ですが、冒頭でご紹介したミラーニューロンのように、これはもともと子どもたちに十分備わっている能力なので、大人が一から十まで準備をしなくても、自然と育まれるものなのです。

 

 遊びの中で、そして日常生活の中で、「今この子はどんなことを見て、どんなことを思っているんだろう?」「あのお鍋をかき混ぜながら、あの子の目にはどんな料理が映っているんだろう?」「そもそも、料理じゃないのかも?」と、お子さんが頭の中でどんな世界を繰り広げているかを考えながら、観察してみてください。

 

 大人にとっても、想像する時間はワクワク・ドキドキがあふれていて、今まで気づかなかったお子さんの感性が見つかるかもしれませんよ!

 

今安 志保 Shiho Imayasu

ピアニスト/脚本/ラジオパーソナリティ
脳科学的根拠と⼼理学的根拠を得意の⾳楽学で紐解き、38 年1万5千組以上の親⼦に対 して“笑顔の解決”を促してきた実績より、“⾚ちゃんの笑顔ソムリエ”の称号を授与される。⾮認知能⼒を育む『啓育』の実践者として、胎児から始まる乳幼児教育の第⼀⼈者。

【おもちゃデザイナー子育て】#1 おもちゃデザイナーお母さんになる【新米ママ】

ウッディプッディコラムをご覧いただいているみなさま、初めまして!

ウッディプッディで商品企画を担当している山本多代子と申します。

現在は6か月になるわが子とともに育休中なのですが、本日より時々、スタッフブログを書かせていただくことになりました。

私のブログでは、育休中の子育てのことに加えて、デザイナーの立場から、あんな商品やこんな商品の開発秘話などを、みなさまにこっそりお伝えしていきたいなと思っています。

今日はその第一回目として、わたくし山本について、カンタンに自己紹介をします!

昔から絵を描いたり紙で何かを作ったりするのが大好きな子どもだった私が、おもちゃのデザインを好きになったのは、専門学校の課題で取り組んだことがきっかけです。

その課題ではクレヨンやブロックなどを作成したのですが、おもちゃ作りを通して「子供の発想力ってこんなに自由で面白いんだなぁ~!」と感動したことを今でも覚えています。

実際に保育園へお邪魔して子供たちと一緒に遊んだり、卒業制作展で私のブロックモデルで小さいお子さんがずっと真剣に遊んでくれている様子を見たりするうちに、

「デザイナーになって、もっとたくさんの子どもたちに喜んでもらえる素敵なおもちゃを作りたい!」

という思いが募り募って、おもちゃデザイナーになることを決心しました。

学生時代からおもちゃに興味はあったものの、その頃は新卒でおもちゃデザイナーの求人はなかったため、まずは経験を積むために、学校求人にあった大阪の化粧品会社へ就職しました。

その後、今の旦那さんと一緒に住む事になり、兵庫で転職先を探している時に、たまたまウッディプッディに出会いました。

木製玩具に特化していて、とても温かみがあって素敵な商品ばかりだったため、学生時代からの憧れもあり、「ここでおもちゃを作りたい!」と思い、面接に臨みました。

昔からおもちゃ作りの仕事に対する思いが人一倍強かったこともあり、入社が決まった時は旦那と2人でとても喜んでいたことを覚えています。

入社してからこれまでに、「おとつむ」「さかなつリバーシ」「スウィーツセット」「ウッディカメラ」などを担当してきました。

企画開発の業務は、市場のおもちゃの研究から新規・リニューアル商品の企画、おもちゃの設計、イラスト、パッケージのデザインなど、おもちゃ作りに関わる全ての作業を行います。

「おもちゃのデザイナーってとにかく楽しいんだろうなぁ!」と思い入社しましたが、実際は苦悩苦悩の毎日でした…。

小さいこども達に安心して遊んでもらうために、おもちゃには数々の決まりがあり(玩具基準ST)、これを守りつつデザインも可愛くして…できる限りお求めやすい価格にもしたいからコストも抑えて…こども達が喜んでくれるデザイン…と、悩みに悩みながら、一つ一つ商品を作っています。

そんな苦悩の連続の末に生み出されたおもちゃですが、お客様に買って頂いて、「子どもたちが楽しく遊んでいます!」などの感想を頂くと、「頑張って作ってよかった~!」と苦労が報われます。おもちゃデザイナーとして一番嬉しい瞬間ですね。

時々、インスタで自分の作ったおもちゃで遊ぶお子様たちの写真を見つけては、毎度ニヤニヤとしています♪

そして入社して4年半、ついに私も一児の母になりました。

よりたくさんのお客様に遊んでもらうことはもちろんですが、これからは息子くんに私がデザインしたおもちゃや手作りのおもちゃで遊んでもらう事が何よりもの楽しみです!

息子くんはおもちゃを気に入ってくれるだろうかと、ドキドキします(笑

これから息子くんがおもちゃとどう接してくれるのか今から楽しみです!

長々とお付き合いありがとうございました。

こんな新米ママですが、今後ともどうぞよろしくお願いします!

この記事を書いた人:山本多代子

ウッディプッディでおもちゃデザイナーを担当しています。2020年10月より育休中をとり、初めての子育てに奮闘中です。担当した主なおもちゃ:おとつむ、スウィーツセット、さかなつリバーシなど。

初めてのおままごとは何歳から?知育効果と遊び方

おままごとはまだ早いかな?ちゃんと遊べなさそうだし…。

興味あるみたいだけど男の子だからおままごとセットはいらないかな…?

 

月齢や性別でそのように感じることがあるかもしれません。特に、おままごとが好きな男の子のお母さんから、「男の子だしおままごとを買ってあげるか悩む」という話をよく聞きます。

 

しかし、おままごとは性別問わず、1歳前後から小学生になってもずっと楽しめる知育遊びです。子供の知育玩具、子供の遊びとして知育効果は抜群です。早速、子供と一緒に始めてみましょう。

おままごとは1歳前からでも始められる

現在3歳になる娘は、1歳前からおままごとが大好きです。

 

初めてのおままごととの出会いは児童館でした。児童館に行くと必ずあるのがおままごとセット。キッチンや食べ物、お皿、お鍋などのセットがたくさん置いてあります。

 

必ずと言っていいほど、おままごとの野菜や果物に興味を示して、手に持っていました。それは娘だけでなく、月齢が近い他の赤ちゃんもたいてい寄ってきて取っ替え引っ替え遊んでいました。

 

野菜や果物のカラフルな色が赤ちゃんの目を引くのだと思います。

おままごとの3つの知育効果と遊び方

1歳前後のおままごとの知育効果は、以下の3点が挙げられます。

娘の成長の過程で感じたおままごとの知育効果と遊び方を紹介します。

 

1.野菜や果物、色を覚えられる

2.手先の発達につながる

3.コミュニケーション力につながる

1. 野菜や果物、色を覚えられる

おままごとの野菜や果物、色など1つずつ名前を言いながら、子供に渡してあげるだけでも、しっかりとした知育効果があります。

食べ物を覚えることは今後食育にも発展していきます。

また、子供は言葉を話さない時でも言葉をしっかりと聞いています。

「りんごはどれ?」「赤はどれ?」など質問して、子供に指差して答えてもらうという方法もあります。指差は成長過程の一つです。

2. 手先の発達につながる

野菜や果物など持ったり触ったりするだけでも手先の知育が出来ます。赤ちゃんの時から手先を使うことは、脳の活性化に良いと言われています。

 

特にウッディプッディのおままごとは、木製です。プラスチックよりも木のぬくもりは赤ちゃんにとって心地良いですよね。また中に磁石が埋め込まれています。磁石が埋め込まれていることで、食べ物(磁石)をくっ付けたり外したりする楽しみがあります。磁石がくっ付いたり外れたりする手の感触は手先の発達につながります。

3. コミュニケーション力につながる

1歳半前後だとまだまだしっかりと話せませんが、簡単な一言だったら言えるようになる時期でもあります。

野菜や果物の受け渡しは「どうぞ」「ありがとう」など簡単な言葉のやりとりでコミュニケーション力や語彙力を少しずつ増やす効果もあります。

まとめ. おままごとは1歳でも楽しく遊べる!

1歳前後だと出来ることは限られていますが、それでも少しずつ色々なものに興味を示してくる時期です。

 

赤や緑などカラフルな野菜などのおままごとの食べ物は、目を引きます。そこから、これはなんだろう?と好奇心が旺盛になります。

そんな時に、一緒に遊んであげれば子供の興味関心、好奇心、発育の手助けになります。

 

おままごとはお家でいつでも遊べるものです。おままごとを通して子供の成長を見守ることはとても楽しいことです。

 

最初は手で握ることしかできなかったのに、成長とともにおままごとの遊び方も進化して、料理を作ったり、レストランごっこをしたり幅が広がります。

子供の成長に合わせておままごとセットを増やすのも楽しいと思います。

 

おままごとデビューしてはいかがでしょうか?

節子日記

知育ブロガー・インスタグラマー。3歳児を子育て中。6学年先の学習をやっている我が子の子育て経験をもとに、幼児教材・知育玩具・絵本など幼児教育に関することを発信中。子供と向き合い子供の可能性を引き出すことに活かしてもらえるような投稿を運営。

ブログ:

https://setsukodiary.com/

インスタグラム:

https://www.instagram.com/setsukodiary/

男の子だっておままごとが好き!楽しい記憶と新たな発想を紡ぐおままごと遊び

私たちのところに、ウッディプッディの『スウィーツセット』が届いてから、子どもたちが以前より、友達同士のコミュニケーションが増え、さらに低年齢の子どもでも遊びやすいことから、集中して遊ぶ時間が長くなったと感じることが増えてきました。

今回は、そんな子どもたちのおもちゃで遊ぶ姿を見ていて感じたことについて、皆様にご紹介させて頂きたいと思います。

男の子だって、おままごとが好きなんです!

男の子に大人気のプラレールやブロックですが、キッズプラスにおいては、これらに匹敵する男子の人気を誇る遊びが、意外にも「おままごと」なのです。私たちの施設を利用する子どもたちの大半は男の子なのですが、自由遊びの時間、子ども達に何をして遊びたいかを聞くのですが、週の半分以上は「おままごと!」という声が聞かれます。

ある日、一人の男の子が「先生どのケーキが好き?」と聞いてくれたので「チョコレートケーキが好き!」と言うと「このケーキはな、いーっぱいチョコレートが入ってるねんで!」と教えてくれ、次に「このケーキはチーズがいっぱい入ってる!ほんで焼いて作るねん!」とチーズケーキを紹介してくれました。「あとは砂糖も入ってる」と実際食べて感じた甘さや、ママが教えてくれた作り方という記憶から他にもいろんなケーキの作り方を教えてくれました。

おままごとでは、実際の生活で体験したものだからこその発想や、遊びの展開が生まれるんだなと、その子の話を聞いて感じました。また、その時ママと話したことや、一緒に美味しいケーキを食べた時ことなど、おままごとによって楽しい記憶が次々に湧いてくるようで、そんな彼らの活き活きと遊ぶ様子を見みて、こちらまで嬉しくなってしまいました。

別の日には、ある小学生の男の子がケーキに興味を持ち、ケーキをじーっと見てどのようにして遊ぼうか考えている姿が見られました。傍で様子を見ていると、ケーキを横一列に並べたり、縦にどんどん積み上げたり、少しするとトラックのおもちゃにケーキを運んで遊んでいました。普段からおままごとが好きな子なので、その後もお弁当箱に詰めたり、トレイに並べるなどいろんな遊び方を楽しむ姿が見られました。

黙々と集中して長時間遊んでいて、少しの間来所して自由遊びになると「ケーキちょうだい!」とケーキのおもちゃを要求して夢中で遊ぶ日が続きました。スタッフにどうぞしたり、自分でもぐもぐ食べたりと、おままごとならではのコミュニケーションや、そこから様々な言葉を紡ぎだして楽しんでいる姿を見て、とっても嬉しい気持ちになったことをよく覚えています。

箱だって立派なおもちゃ!

ある日、男女のグループがケーキ屋さんごっこをして遊んでいました。ケーキを全部並べて「いらっしゃいませー」、「これくださーい」などとやりとりをして遊んでいる様子が見られ、「楽しそうに遊んでいるなー」と様子を見ていました。

しばらくすると、ケーキが入っている箱に車や近くにあったおもちゃを入れて「じゃーん!」と見せたり、何が入っているかをクイズ形式で遊んだりと、おもちゃ本体だけでなく、おもちゃの箱が遊びの主役になっているときもありました。

ウッディプッディのおもちゃの箱はしっかりとした作りになっているので、みんながそれぞれに新しい遊びを生み出していることがおもしろく、しばらく眺めていました。

まさか、箱一つであんなにたくさんの遊び方を生み出して、みんなで楽しめるとは…。本当に子どもの遊びは無限ですね。日々、大人には思いもしない発想にビックリさせられます。

その後も、ケーキが入っている箱に他におもちゃを入れて運んだり、クイズを出す遊びが続き今現在もよく見られます。とにかく彼らの発想がおもしろくて、しばらくスタッフ間でその話で持ち切りになりました。

これからもケーキのおもちゃから、予想外の発想や、友だち同士の関わり、新たな遊び方が出てきそうです。

ライター:キッズプラス

児童発達支援・放課後等デイサービス 発達に支援が必要でもそうでなくても、 特別ではなく「子ども」として捉え 「あたりまえ」の毎日を積み重ねていくことを 一番大切にしています。 子どもたちに言葉だけではない表現の方法を伝え、一緒に「やった!できた!」を積み重ねていくためのカリキュラムとしてキッズプラスでは「アートデザイン療法」というオリジナルのカリキュラムを行っています。
https://www.motherplus.net/kidsplus/