WOODY PUDDY

「ド田舎子育て」意外とイイとこあるんです!

  • LINEで送る

私は、京都府南丹市美山町で1歳半になる男の子の子育てをしています。

日本の原風景とも言われるかやぶきの里が有名で自然豊かで空気も美味しくとても良い場所です。

「ド田舎での子育て」をして良かったなぁと思うことを皆さんにお伝えできればと思います。

ド田舎子育てのここがイイ①:気楽で心地いいママ友コミュニティ

 美山にきて子育てをしているなかで驚いたことは、意外と子どもの数が多いことです。イメージでは美山全体で5・6人程度なのかなぁと思っていましたが、息子の同級生は10人以上もいるそうです。

 私の住んでいる地区には5人も同級生がいて、先輩ママさんも多く、知り合いがいない私にも気さくに声をかけてくださって、いつも相談に乗ってもらっています。また同級生のママさんたちで共有のライングループがありそこではいらなくなったおもちゃや服などの交換、子育て情報などを知ることができます。

 最初私は、都会だと公園デビューなどでママさんたちの交流もあり大変そうだなと思っていました。そう感じるお母さんも多いと思います。ですが、美山だと外全てが公園みたいで、そこにはママさんたちの交流があるわけでもなく、ママさんたちが多くない分、逆にメリハリのある交流ができて、すごく私には合っているなと思っています。

こド田舎子育てのここがイイ!②:ココロで繋がる子育て支援

 都会に比べると多くはありませんが、子育て支援も充実しています。市の子育て支援課が毎月開催している『子育て相談』をはじめ、毎週開かれる妊婦さんや親子が集える会などがあり、他の地域の妊婦さんとの交流の機会や子育てでわからないことも気軽に相談できる体制が整っています。

 特に『子育て相談』は、少人数で行われることが多く、一人ひとりに長く時間を取ってもらえるので、余裕を持ってあれこれ聞きたいことを相談することができます。長く保健師の皆さんとおはなしすることで、顔馴染になり息子のことを覚えてくれていることが何気に一番嬉しかったりします。

ド田舎子育てのここがイイ!③:親も子もありのままでいられる環境

 そして特に良かったなと思う点が2点あります。

 まず一つ目は、子どもの泣き声に悩まなくて良いことです。都会だと夜中に子どもが泣いた時に横の家やマンションのまわりの方に気を使います。テレビのニュースなどでも騒音トラブルで一例として取り上げられることもあります。

 ですが、美山だと泣きたい放題、騒ぎたい放題です。隣近所の家は100メートル以上離れているので、迷惑をかけることがありませんし、むしろ日中外ではしゃいでいると近所のおばあちゃんに「大きくなったねー」と声をかけられ、息子は「田舎のアイドル」と化します。子どもは泣いたり騒いだりすることが自然だと思うので、都会だと「静かにしなさい」のところが田舎だと「もっと泣いても良いよ」になります。私自身にとってもストレスフリーなのでとても助かっています。

 二つ目は、やっぱり自然を間近で感じることができるところです。育児家事に追われる毎日ですが、ふと窓ぎわに鳥が寄って来るだけで心が軽くなります。また、四季に寄って変化する自然を、子どもと一緒に楽しめることが親子ともに良い体験で、思い出もより一層多く残るだろうなと思います。

 不安から始まる子育てですが、田舎で子育てをはじめた私は、想像以上に楽しんでいます。毎日不安は襲ってきますが、その都度まわりの環境や人に支えられて、気持ちが楽になって「がんばろ」と思えます。

 これからも子育ては続きますが、美山でしかできない子育てをするのがとても楽しみです。

Harubiyori

マイペースで好奇心旺盛の1歳の男の子と
ド田舎でのんびり・のほほんとした日々を過ごしています。

初めての子育てと田舎での子育ての魅力をコラムを通して
お伝えできればと思っています。

  • LINEで送る