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育児休暇

【パパ育休 #3】生後1ヶ月の娘との過ごし方

こんにちは。営業課長の進藤(育休中)です。

娘が誕生してから、そしてぼくたち夫婦が「親」という

あたらしい世界に足を踏み入れてから、1ヶ月が経ちました。

数々の初体験と、極度の寝不足に戸惑う毎日。

しかし、夫婦2人で育休を取得できたからこそ、

一番大切な時期に心と時間の余裕を持って過ごすことができています。

誕生したばかりの子どもは、まだ何もできない非力な存在…。

どこかでそんな風に思っていましたが、1ヶ月間生活をともにするうちに、

非力どころかものすごいエネルギーで日々成長を遂げていることを、

身をもって実感しました。

1. 触れる時間が、子どもの心を育てる

生まれたばかりの赤ちゃんの五感で、

いちばん初めに発達する感覚はなんだと思いますか?

正解は、「触覚」です。

まだ体温調整をすることはできませんが、

周囲の温度の変化や、ものの感触はしっかりと認識できます。

そして、温かいものや柔らかいものなど、

心地よいものに触れると、

赤ちゃんの脳内で「オキシトシン」と呼ばれる

ホルモンが分泌されます。

オキシトシンは別名「愛情ホルモン」「幸せホルモン」

と呼ばれ、安定した情緒の形成に不可欠です。

喜びや安心を感じるほど、オキシトシンが分泌されやすい

脳に育ち、ストレスへの耐性や、良好な人間関係の構築など、

その後の人生に大きく影響します。

特に生後1年は、脳がもっとも発達する時期。

この時期にしっかりとオキシトシンを分泌させるためには、

肌と肌で触れ合うスキンシップが一番大切です。

それに、お父さんお母さんだって、

赤ちゃんに触れる時ほど幸せな時間はないですよね。

もしかすると、娘以上にぼくたち両親の方が

たくさんオキシトシンをもらっているかもしれません(笑

2.言葉が分からなくたって、目を見てたくさんお話ししよう

赤ちゃんは、「触覚」についで「聴覚」も

しっかりと発達しています。

時々、お母さんのお腹の中でいろんな音が

聞こえたよ、と言う子もいますね。

聴覚は胎児の頃から発達する器官で、

生まれた頃には微妙な音の違いも

しっかりと聞き分けることができます。

言うまでもなく言葉の意味は伝わりませんが、

その背景にある思いはしっかりと伝わります。

先ほど述べた肌のスキンシップと同じく、

声をかけることによっても、赤ちゃんは

安心を感じることができます。

赤ちゃんへ声かけをするときは、

1. 少し高めの声で

2. ゆっくり

3. 抑揚をつけて

4. 言葉に合わせて体に触れる

この4つを大切にしています。

まぁ、大抵の場合、赤ちゃんに

話しかける時って、自然とこうなりますよね(笑

加えて、ぼくは娘に話しかけるとき、

なるべく正面から顔を合わせて、

目を見て話します。

触覚や聴覚に比べて発達の遅い「視覚」ですが、

それでも、視覚的なコミュニケーションも

軽んじてはいけません。

初めの1ヶ月は20cmほどの距離がぼんやり見える程度。

なので、ほどほどの距離で、

顔を見ながら話をしてあげましょう。

人の顔は、特に興味を引くようです。

いつも見る顔=安心できる人と認識したり、

お父さんやお母さんの違いが徐々にわかったり。

初めはキョロキョロと視線が定まらなくても、

少しずつ自分の意思で見る対象を認識し、

じっと見つめることができるようになります。

3.お家探検で、いろんなものを見聞きしよう

「触覚」、「聴覚」、「視覚」を使った複合的なコミュニケーションは、

お散歩がぴったり。とくに僕が実践しているのは、そこらじゅうを歩きながら、

色々なものを言葉で表現することです。

例えば、家の中。

私たちにとって見慣れた風景も、赤ちゃんにとっては探検そのもの。

抱っこしながら、あちこちを歩き回ります。

台所の小川、トイレの泉、お風呂の滝、物置ジャングル…。

それぞれの場所で、どんなものがあるか、どんな音がするのか、

言葉にしたり、音を出したりしながら、コミュニケーションをとります。

ちなみにうちの娘のお気に入りは、お風呂場やトイレ。

水の流れる音を聞くと、いつも落ち着いた様子を見せてくれます。

というわけで、生後1ヶ月間の娘との生活を振り返ってみました。

親のちょっとした心掛けが、子どもの成長を大きく助ける

ということを、改めて実感できますね。

しかし、常に良い行動をと意識すぎるあまり、

お父さん・お母さんが疲弊してしまっては本末転倒です。

そもそも、自分の子どもに対する愛情を持ってさえいれば、

自然と子どもにとっては安心できる時間になるもの。

子どもだけでなく、親子一緒に感じる幸せこそ、

何よりもの宝物です。

みなさんのご家庭では、生まれたばかりのお子さんとの時間は

どんな風に過ごしていますか(いましたか)?

おまけ

手作りのメリーで一緒に遊ぶぼくと娘。

軽くて安い「おはながみ(薄葉紙)」で作りました。

常に一定のリズムで動かすより、

うちわなどで不定期に動かすと

「うごいた、うごいた!」と、

足をバタバタして楽しそうに反応します。

娘の好みを探るため、色々なメリーを試行錯誤で

作っていますが、妻の方が完成度が高いです。

ぼくの手作りメリー
妻の手作りメリー

進藤(スタッフ)

ウッディプッディの営業課長。現在は育児休暇でお休み中。

【パパ育休】#1 営業課長の育休生活がはじまります

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)
  皆さんこんにちは。いつも弊社のコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。  私はウッディプッディで営業課長を務める進藤匡史(しんどうまさし)と申します。この度、会社のウェブ担当から「スタッフブログ書いてもらえませんか?」と突然執筆を任され、右も左も分からない中、初めての原稿を書いています…(笑 ちなみに、↑のイラストが私です。 色々と考えたのですが、私のブログテーマは、ずばり「男性の育児休業」です。  わたくしごとですが、つい先日第一子となる女の子が誕生し、それに伴い「育児休業」を取得させて頂くことになりました。  ちなみに日本における育児休業の取得率は、令和元年10月の調査時点(※)では、女性が83%に対し、男性は7.3%と、男女平等が叫ばれて久しい中でも、まだまだ男女間で大きな隔たりがあるのが現実です。 ※参照:厚生労働省「令和元年度雇用均等基本調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r01/06.pdf  そんな中、半年~1年という長期休業を申請しました、これを機に、一人の社会人、そして一人の父親としてのリアルな「育休」を記録していきたいと思います。  ですが、まだ育休が始まったばかりでお話しすることがまとまっていないので、今回はカンタンに私の自己紹介をさせてください。  改めまして、進藤匡史と申します。千葉県船橋市出身の38歳で、ウッディプッディへの転職をきっかけに神戸に引っ越してきて、今年で13年目になります。  保育園の頃に「おもちゃ屋さんになる!」と決意し、大学では工業デザイン学科のプロダクトデザインを専攻、卒業後は東京のおもちゃメーカーに営業兼オンラインショップの店長として3年ほど勤めたのち、現在のウッディプッディに転職、現在に至ります。  また、おもちゃ愛が高じて「おもちゃコンサルタント」という資格も取得しました。ざっくり説明すると、この資格は『認定NPO法人芸術と遊び創造協会』が認定していて、『東京おもちゃ美術館』に通いで受講した資格です。ここでは、子どもの発育段階に応じて、どのようなおもちゃや遊びが、その時々の子どもに適しているかを深く学ぶことができます。  そんなこともあり、本職は営業ながら、部署を超えておもちゃの企画開発にも深く携わってきました。そして、前述の通り今年2021年5月の長女出産と同時に、人生初の「育児休暇」を取得し、現在に至ります。  特に今はコロナ禍という、前代未聞の状況における育児休暇です。私の住む神戸は、東京や大阪と同じくらい多くの感染者数が問題となり、現時点(2021年5月7日現在)は非常事態宣言下にあります。しかし、このようなイレギュラーな状況だからこそ、育休が私たちの生活にとってどのような意味をなすのか、私自身とても深い関心を持っています。  とはいえ、父親としての生活が始まったばかり。長年おもちゃコンサルタントとして、おもちゃや子どもの発育について学んできた私ですが、いざ自分の子どもとなると、子どもに関するどれもが新鮮で、毎日が喜びと不安の連続です。そんな新米パパではございますが、実体験を通して育休の大切さや、子どもとのかかわりについて、皆さんと共有できれば幸いです。  そして、このコラムをきっかけに、子育ての楽しさや育休の大切さが一人でも多くの方にお伝え出来たら、こんなに嬉しいことはありません!  長くなりましたが、これから時々更新していきますので、何卒応援のほどよろしくお願いいたします。 しんどう

↑私と生まれて間もない娘。幸いにも出産に立ち会えたものの、それ以降はコロナ対策で病院に入れなかったので、数日ぶりの再会でした。

進藤匡史(しんどうまさし)

ウッディプッディの営業課長。おもちゃコンサルタント。2021年5月の長女誕生を機に、現在育児休暇中。1人の男性、そして1人のパパとして、育休の体験記録をスタッフブログとしてつづります。